二つの顔を持つ、「水」の世界遺産とは

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猛獣が集まる川

ブラジルにある世界遺産「パンタナール保全地域」。この水域には、全長約3mにもなる「パラグアイ・カイマン」というワニが集まります。

「パラグアイ・カイマン」というワニが集まる「パラグアイ・カイマン」というワニが集まる

一時は“ワニ革”を目当てに密猟が相次ぎましたが、今では保護されており、生息数を増やしています。

そして、この川にはパンタナール保全地域における生態系のトップに立つジャガーも姿を現します。ジャガーはワニを襲うこともあるほどの猛獣で、この地域の王者ともいえる存在です。

パンタナール保全地域の王者・ジャガーパンタナール保全地域の王者・ジャガー

水の中では、尻尾でバランスを取り、スイスイと泳ぎます。ワニのみを狙っているわけではなく、水中にいる魚を獲物にすることも。

スイスイと泳ぐジャガースイスイと泳ぐジャガー

 

二つの顔を持つ世界遺産

実は「パンタナール保全地域」は、世界最大の“淡水の湿地”です。雨季には川の氾濫によって、日本の本州ほどの面積が水に覆われますが…

日本の本州ほどの面積が水に覆われる雨季日本の本州ほどの面積が水に覆われる雨季

乾季になると水が引き、緑の草原が現れます。

乾季には草原が乾季には草原が

このように「パンタナール保全地域」は、雨季と乾季で二つの顔を持っています。

「パンタナール保全地域」「パンタナール保全地域」

“水”にまつわる世界遺産は沢山ありますが、そのどれもが壮大で独特な景観や自然を形成しています。


▪️6/14(日)の『世界遺産』

世界遺産

日曜よる6:00~

 

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