家庭にあるもので代用
あの「ダイヤモンド・プリンセス号」で新型コロナウイルスの消毒を担当した日本特殊清掃隊のスタッフ・長谷川さんに「家庭での消毒のポイント」を教えていただきました。
ポイント① 消毒液
新型コロナウイルスの消毒のためにスタッフが使用しているのは、次亜塩素酸ナトリウム。
実はこれは、家庭でも使用している「台所漂白剤」にも含まれています。市販品の濃度は5~6%なので、台所漂白剤を100倍の水で薄めれば、厚生労働省で推奨する濃度の消毒剤になるそうです。
ポイント② 拭き取るもの
拭くのは布雑巾ではなく、ペーパーウエス(厚手の拭きとり紙)で。拭いたらすぐに捨てられることが重要です。また、重ねたキッチンペーパーでも代用できるそうです。

ポイント③ 拭き方
ウイルスの消毒作業の基本は、とにかく拭き掃除とのこと。
スイッチやドアノブなど手でよく触る箇所や、飛沫がつきやすい壁や床などを重点的に拭きましょう。

拭き方もご注意を。ゴシゴシと往復させず、一方向に拭くことが大事だそうです。

濡れても大丈夫な部分であれば、拭きムラをなくすためビショビショになるくらいの水分量で拭くのがよいとのこと。

ちなみに、消毒液をスプレー容器に入れて噴霧する方法は、ウイルスが小さいため、噴霧した水滴と水滴の間にできた隙間で生存し続ける可能性があり、オススメしないとのことです。
ポイント④ 拭く場所
壁は、手の届く高さ約2mくらいまででOKとのこと。

それより高い場所や天井まで気にする必要はないそうです。
正しい知識を身につけて、感染予防を心掛けましょう。
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