中華丼に見えるけど・・・
明治22年創業で100年以上の歴史を持つ老舗「龍公亭」。中華料理店であるお店には、少し変わったカレーライスが存在します。

一見すると中華丼のようですが、れっきとしたカレーライス!
エビ・イカ・キクラゲなどの具材を煮込まずにカレー粉で炒めており、鶏ガラスープを加え、片栗粉でとろみをつけています。

まるで中華丼のようなカレーライスを出す龍公亭ですが、実は創業時はお寿司屋さんでした。
大正10年にお店の2階で中華料理を始めてから、それが評判になったとのこと。カレーライスは大正末期から出しているそうです。
情緒あふれる街で楽しむ一品
龍公亭があるのは、東京の神楽坂。街は元々、花街でもありました。
お店のカレーライスは、花街の旦那衆に愛されてきた名物です。

現在の神楽坂には、フレンチのお店も多く見られます。
フランス出身の人の中には「(神楽坂は)モンマルトルの周りとか、パリの古い部分に雰囲気が少し似ている」と話す人もいます。
パリのモンマルトルは、石畳と石段の狭い路地がある街。神楽坂も石畳の街なので、フランス出身の人には好まれるとか。

風情ある街並みを楽しみながら、歴史あるカレーライスを味わいたいですね。
スポット情報
龍公亭
新宿区神楽坂3−5
噂の!東京マガジン
日曜ひる1:00~