天空の宮殿!世界遺産シーギリヤの秘密

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ライオンは「王権の象徴」

スリランカの密林にそびえ立つ巨岩は、世界遺産「シーギリヤ」のシンボル。高さ約180mの一枚岩の頂上には、宮殿の遺跡があります。その様は、まさに“天空の宮殿”です。

シーギリヤシーギリヤ

およそ1500年前、カッサパ1世が岩山全体を“王権の象徴”であるライオンの姿に見立て造られた宮殿は、敵対する弟の攻撃から身を守る要塞でもありました。
宮殿の入口には、巨大なライオンの前足が。近づく者を威嚇するかのような鋭いかぎ爪は、岩山から直接削り出しています。

宮殿の入り口宮殿の入り口

今は野ざらしの階段ですが、かつては足の上に頭もあり、本来はライオンの口に入る造りでした。
そのライオンの足は、広大な庭園がある西ではなくを向いています。

ライオンは北を向いているライオンは北を向いている

また岩山の西側には、雲の上に浮かぶかのような天女の壁画が18体残されています。1500年前とは思えない色鮮やかな天女たちですが、もともとは崖の様々な場所に約500体描かれていたといいます。

色鮮やかに残された天女の壁画色鮮やかに残された天女の壁画

不思議なことに、天女のほとんどもまた、北に向かい手を差し伸べていました。
果たして、北に何があるのでしょうか?

信仰の聖地

北側にあるのは、シーギリヤとほぼ同じ高さの岩山・ピドゥランガラ。いわば、双子の岩山です。

ピドゥランガラピドゥランガラ

この地域では巨岩そのものが信仰の対象であり、もともと二つの山は信仰の聖地でした。カッサパ1世が岩山を宮殿にしたのは、最も大きな岩の上に暮らすことで神の化身になるという意味でもありました。

ピドゥランガラは祈りの場となり、一方神なる王の宮殿となったシーギリヤ。しかし完成からわずか11年後、弟の軍に包囲されたカッサパ1世の自害により幻の王宮になりました。

▪️6/7(日)の『世界遺産』

世界遺産

日曜よる6:00~