店名やメニューが違うのにチェーン店「ステルス・フランチャイズチェーン」とは

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特徴① チェーンなのに店名もメニューも違う

ステルス・フランチャイズチェーンとは、「店名や店構えは個人店のように見えるのに、実はチェーン店」という最近拡大中の業態です。

一般的なチェーン店の場合、どの店舗も同じ店名で展開します。
しかし、株式会社INGSが展開するステルス・フランチャイズチェーンのラーメン店(以下、FC店)は、本店と店名が異なります

本店と店名が異なる本店と店名が異なる

本店は「らぁ麺 はやし田」ですが、FC店は「中華そば たかばん」や「麵亭 しま田」「らぁ麺 みうら」など、お店の名前も看板もバラバラで、まったく別の個人店のように見えます。

ちなみに店名や看板だけでなく、スタッフのユニフォームをはじめ、提供しているメニューや価格もお店ごとに異なっています。

店舗ごとにメニューも異なる店舗ごとにメニューも異なる

 

特徴② 見た目が違っても味は同じ!

店名やラーメンの見た目が違っても、本店とFC店では基本的に「スープの味は一緒」
各FC店の店長は、トッピングやサイドメニューでこだわりを出すのがルールです。こうすることで、チェーン全体で味のクオリティを一定に保つことができます。

スープの味は一緒スープの味は一緒

さらにステルスFCの各スタッフは、お店を始める前に最低2名、一定レベル以上の味のラーメンを作れるように本店で2週間の研修を受けます。

ステルスFCならではの強みとは?

強み① 個人店感を出せる

ラーメン店に通うお客さんはラーメンに“店主のこだわり”を求めていることが多いため、チェーン店よりも個人店を好む傾向があります。

チェーン店よりも個人店を好むお客さんチェーン店よりも個人店を好むお客さん

ステルスFCでは、お店の名前を変えてあえて個人店っぽく演出することで、お客さんにチェーン店という先入観なく入店して、ラーメンを食べてもらうことができます。

また、店主にとっては、店名・メニュー・トッピングなどでお店の個性を出せるため、「自分の店」という意識が強くなり、やる気やお店に対する愛情も大きくなります。

強み② コスト削減

ラーメンの基本となる麺やタレは、本店でまとめて作られ、毎日各FC店へ配送されるため、仕入れをリーズナブルに抑えることができます。

仕入れがリーズナブル仕入れがリーズナブル

また、通常10時間かかるスープ作りが、3時間程度に短縮。仕込みの時間がかからなくなり、月約20万円もの経費削減につながっています。

株式会社INGSが運営するステルス・フランチャイズチェーンのラーメン店は、2週間の研修で出店が可能。10席程度のお店であれば、物件の条件によりますが、INGSの場合約500万円で開店することができ、15店舗まで拡大中(※2020年4月放送時点)です。

本部は、指定食材の麺・タレ・スープをFC店に販売することに加え、各FC店からの毎月10万円のプロデュース料によって利益を上げ、会社全体で約20億円を売り上げています。
今後も個人店とチェーン店の強みをいかした、ステルス・フランチャイズチェーンのお店が増えていくかもしれません。