電車にした忘れ物は、最終的にどうなるの?

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忘れ物の行方

都内の鉄道などに置き忘れられた「忘れ物」。
まずは鉄道会社が回収したのち、警視庁の「遺失物センター」に届けを出します。

鉄道会社が回収し、「遺失物センター」に鉄道会社が回収し、「遺失物センター」に

一定期間保管しますが、その間に持ち主が見つからなかった場合、忘れ物の所有権は鉄道会社に移ります。

その後、鉄道会社は忘れ物を“資格を持ついくつかの業者”へ競売にかけます。そこでは、一番高い金額を提示した業者が落札できる仕組みです。

忘れ物が「商品」に

落札された忘れ物は、業者によって店頭やショッピングセンターでの“鉄道忘れ物市”で販売されます。
それにあたって、必ずクリーニングや修理を行います。

必ずクリーニングや修理を行う必ずクリーニングや修理を行う

中でも大変なのは、傘の修理。先端や露先の部分、穴のあいてしまった部分などを修理します。

傘の先端の修理傘の先端の修理

ちなみに、忘れ物で最も多いのも傘だそう(※平成29年度 JR四国)。

修理ができない物は破棄するため、一つずつ丁寧に手間をかけて直していきます。

驚きの価格とラインナップ

商品となった忘れ物のラインナップは、メガネや時計、ワイヤレスイヤホン(イヤホン無し)など、非常にバリエーション豊か。さらに、どれも驚きの安さで販売されます。

破格のワイヤレスイヤホン(イヤホンなし)破格のワイヤレスイヤホン(イヤホンなし)

これに関して、忘れ物の販売を行うリサイクルショップ「ラ・ボーテ」の社長・上田さんは、「物の値段がすぐ調べられる時代なので、“割安感”がないと“忘れ物なのにこんなに高いのか”とお客さんの気持ちが萎えてしまう」と話します。

「ラ・ボーテ」の社長・上田さん「ラ・ボーテ」の社長・上田さん

また、共に働く上田さんの奥様は「ただ本当に忘れさられちゃった子(忘れ物)たちがゴミになっていくのであれば、新しい持ち主のところにできたら届けたい」と語ります。

こうした経緯を経て、“鉄道忘れ物市”などで販売される忘れ物。それを購入し、新たな持ち主となったお客さんたちには沢山の笑顔がありました。

“鉄道忘れ物市”“鉄道忘れ物市”

(※2020年3月16日取材)

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