車が自動で駐車
ホテルなどで車を預けると、係の人が代りに車を駐めてくれる便利なサービス「バレー駐車」。このバレー駐車を車が自動的に行うという、画期的な新技術が開発されています。
どうやって自動で駐車するの?
スマホで駐車を指示すると、管理センターが車に駐車位置を送信します。

車は、管理センターから届いた情報をもとに、センサーで周囲の安全を確認しながら、自動運転で移動。そして、車に搭載されたカメラで駐車位置を特定して、自動的に駐車します。

自動駐車システムによってこんなメリットも
従来、駐車場には人が乗り降りするために約2.5m~3mの幅が必要でした。しかし、自動駐車なら幅を詰めて駐車することができ、より多くの車を駐められるようになります。
例えば、現状100台駐めることができる駐車場の場合、自動駐車すれば120台の車を駐められるように。

また、自動駐車システムは立体駐車場でも実証実験中です。近い将来、混みあった駐車場で空いている場所を見つけられない、という悩みもなくなるかもしれません。
世界トップシェアの自動車部品メーカーが開発
自動駐車には、カメラやセンサー、通信システムなどさまざまな技術が使われています。その全てを開発しているのが、自動車部品メーカーの「アイシン精機」。(共同開発の製品含む)

エンジンから小さなセンサーまで、たくさんの種類の自動車部品を手がける世界的なメーカーで、自動車に必要な部品約3万点のうち、約1万~1万5,000点をグループで作っています。

主力は、エンジンからの動力をタイヤに伝える「トランスミッション」。自動車の核となる部品で、アイシンはATトランスミッションが世界シェア1位です。
その他にも、世界6割のシェアを誇るパワースライドドアや国内シェア1位のサンルーフなど、トップシェアの部品をたくさん作っています。アイシン精機の売り上げは、グループ合計で年間4兆431億円。駐車場の未来を変える自動駐車システムをはじめ、部品メーカーを超える開発力で、成長を続けています。
がっちりマンデー!!
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