ニートを職人に!企業を救った「元ニート専用プログラム」とは?

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人手不足の救世主が、ニート⁉

深刻な人手不足に悩む建築業界。そんな中、住宅の屋根工事を手がけている「南富士株式会社」は、ニートを集めて屋根職人を養成することで人手不足を解消しています。

きっかけは、屋根職人の高齢化に悩んでいた南富士の会長が「全国に70万人以上いるニートに職人になってもらおう」とひらめいたことから。
そこで、全国のニート支援団体に声をかけて、働き手を募集。

屋根瓦養成プログラムを作成屋根瓦養成プログラムを作成

そして募集するだけでなく、集まった人のために3カ月間の「屋根職人養成プログラム」を作成しました。

元ニート専用“屋根職人養成プログラム”って?

屋根職人養成プログラムは、元ニートに寄り添った細やかな配慮がされています。

ポイント① 技術の前にまず心構えから

まずは、技術的な話ではなく「なんのために働くのか」といった、働く心構えについて学びます。

働く心構え働く心構え

これなら、働いた経験がない人や仕事のブランクがある人でも安心です。また委縮させないように、最初は女性が教えるという配慮もしています。

ポイント② 最初は1日2時間×週2日だけ

養成プログラムの1週目は、1日2時間の研修を週に2日間だけ。2週目からは講師が男性に変わり、2時間の研修を週3日になります。
そして、3週目には身体を使った内容になり6時間の研修を3日と、徐々に研修の日数と時間が増えていきます。

徐々に日数とやるべきことを増やす徐々に日数とやるべきことを増やす

元ニートは、毎日働くということに慣れていません。そのため、徐々に日数とやるべきことを増やしていき、働く環境に慣れてもらうことをねらいとしています。

養成プログラムを受講中の元ニートからは、「最初は不安が大きくて自分にできるかなと思っていたが、意外とやってみたら楽しい」と、前向きな声がありました。

屋根職人として大活躍

実際の現場では、養成プログラムを終えた屋根職人がテキパキと働いています。

養成プログラムを終えた屋根職人養成プログラムを終えた屋根職人

3年間で、13人の元ニートが屋根職人として活躍するようになり(※2020年2月現在)、彼らだけで1ヵ月で50棟近く屋根工事を行うため、会社として利益が出ています。

南富士株式会社には「屋根職人の仕事は、人と関わらず黙々と働けるので、自分に合っている」と話す元ニートの屋根職人がいたり、「素直で真面目な人が多い。ひたむきに努力は続けてくれるので、努力して自信がつくのでは」と話す職員がいます。

屋根職人が増えることで会社として利益が出るだけでなく、若い人が入ってくることで現場が活性化し、良い循環を生んでいます。

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