結婚式に招待されたとき、まず気になるのは招待状の返信やご祝儀袋の準備などの、基本的なマナーです。せっかく招待して頂いたのですから、失礼がないようにお祝いの気持ちを伝えたいもの。いまさら聞けない、結婚式の基本マナーを紹介します。
マナー① 「ご出席」「ご欠席」欄
出席する場合は、「ご出席」の“ご”と、「ご欠席」を二重線で消します。
「ご欠席」を横線で消すと「欠席はしません」という意思を示すことができます。

線は横書きの場合は横線、縦書きの場合は縦線でまっすぐに消してください。

また、「出席」の下に「させて頂きます」と文章の形にして返信すると、相手への敬意を表すことができます。

欠席の場合も「残念ですが(欠席)致します」と追記して、気持ちを上手に表現すると良いでしょう。

ちなみに、相手が後輩や部下の場合でも敬語表現にしてください。
上級者テクニック
さらに、「ご出席」の“ご”は線ではなく、赤色のペンで“寿”という文字を書いて消すと上級者の返信に。おめでたいという気持ちを伝えることができます。

「寿」を目立たせるために、“ご欠席”の方は黒線で消しましょう。
詳細はこちら→【結婚式の招待状】返信する際おさえておきたいポイント2つ
マナー② 結婚式にふさわしい「水引」を選ぶ
ご祝儀袋には「水引(みずひき)」と呼ばれる、金色や赤色で彩られたリボンのようなものがついています。

この水引、引っ張ると「ほどける」ものと「ほどけない」ものの2種類があります。
結婚式にはどちらを選ぶべきだと思いますか?

正解は、引っ張っても「ほどけない」もの!
上の画像では、左から2番目の水引が「ほどける」水引。
これは「何度も結びなおせる」ということを意味します。結婚に置き換えると「何度も結婚する」という意味になり、結婚式の場にはふさわしくありません。
「ほどける」水引は、何度あっても嬉しい「出産祝い」「長寿祝い」「入学祝い」「卒業祝い」などの際に選んでください。

詳細はこちら→【保存版】結婚式のご祝儀袋、正しい「選び方」と「使い方」
マナー③ 「内のし」と「外のし」は祝う相手が違っている!
「のし」を内側につけるか、外側につけるかは、祝う相手が自分や身内であるか、相手であるかによって決まります。
内祝いや快気祝いは、自分や身内に祝い事があった時に贈るもの。お祝いの気持ちは控えめにしたいという気持ちから「内のし」を用います。

一方、結婚祝い・出産祝い・入学祝いなどは、贈る相手に祝い事があったときに贈るもの。お祝いの気持ちを前面に出すために、「外のし」にします。

詳細はこちら→お祝い時などの「内のし」と「外のし」。正しく選べていますか?