お正月を迎える前に飾る、正月飾り。様々な種類や値段のものがありますが、一体どんな違いがあるのでしょうか。正しい選び方と、正月飾りを付けたい時期も紹介します。
重要なのは付いている飾り
年神様を迎え、悪いものを家に入れないという意味のあるしめ縄飾り。
「牛蒡締め」「玉飾り」「輪飾り」など様々な種類のものがありますが、実は値段・大きさ・形でご利益に差があるわけではありません。
もっとも重要なのは、付いている飾りの種類。

付いている飾りひとつひとつに、それぞれ違う意味とご利益があるからです。そのため、望むご利益にあった飾りのついたしめ縄飾りを選ぶのが、正しい選び方になります。
【飾り別】期待できるご利益
しめ縄飾りに使われている、代表的な4つの飾りのご利益をご紹介します。
① 「梅」
梅は、春に他の花よりも先駆けて咲くことから、出世の象徴とされています。そのため、出世したい会社員の方におすすめの飾りです。

② 「裏白」
「裏白」は、葉の裏が白い植物。白髪になるまで長生きするという意味があり、長寿のご利益があります。このことから、年配の方がいる家庭におすすめの飾りです。

③ 「ゆずり葉」
「ゆずり葉」は、葉が落ちるときに次の葉に役目を譲るように落ちることから、子孫繁栄のご利益があると言われています。また、子孫繁栄の他、子供を望んでいる家庭にも向いています。

④ 「橙(だいだい)」
橙は、一度なった実が3年経っても落ちないことから“代々栄える”という意味があるため、家族で商売をされている家庭におすすめです。

正月飾りを飾るのはいつ?
正月飾りを飾る時期は、12月13日~12月28日の間が良いとされています。

12月13日が良いのは、鬼が休んでいる「鬼宿日」にあたるから。鬼に邪魔されることがないので、飾りつけを始めるのに良いとされています。
28日までに済ませておきたいのは、28日が末広がりの吉日だから。
29日は、「二重苦」を連想させ縁起が良くありません。また、30日・31日になると「一夜飾り」に。急いで準備をしなければならないお葬式を連想させてしまうので、こちらも良くありません。

(※三十日は、旧暦で大晦日にあたります)
正月飾りは28日までにすませておきましょう。
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