とある離島で「吉野家」が大繁盛!聞けば納得の戦略とは?

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外食チェーン店の不毛の地と言われる“離島”。そのうちのひとつ、佐渡ヶ島に「吉野家」は初の24時間営業外食チェーンとして進出し大繁盛しています。がっちり稼げる理由には、離島ならではの戦略がありました。

吉野家戦略① 現地のニーズに合った店づくり

ドライブスルー

佐渡ヶ島には鉄道が通っていないので、移動の手段は主に車になります。そのため、車に乗ったまま牛丼が買えるドライブスルーを導入。

車に乗ったまま牛丼が買えるドライブスルー車に乗ったまま牛丼が買えるドライブスルー

島内の飲食店で初のドライブスルーでもあり、売上げは好調。約3割がドライブスルーでの購入となっています。

お座敷スペース

店内には、靴を脱いで上がるお座敷スペースを用意しているのも、佐渡ヶ島のお店ならではの戦略です。

お座敷スペースを用意お座敷スペースを用意

これは、ファミリー客を狙ったもの。お座敷は椅子が倒れる心配がないので、小さな子どもを連れているお客さんに好評です。

24時間営業

離島であるのに24時間営業を行っているのには、佐渡ヶ島ならではの理由があります。それは、佐渡ヶ島は漁業が盛んだから。漁師さんや市場に勤める人は夜中や明け方から働いているので、24時間営業をしていれば来てもらえると考えました。

24時間営業24時間営業

これまで深夜や朝方の外食が難しかった佐渡ヶ島。吉野家の狙いは当たり、漁業関係者の人々も利用しています。

吉野家戦略② 食材運搬のコストを削減

離島に出店する際のハードルのひとつが、食材を運ぶためにかかる輸送コスト。船を使わないといけないので、時間もお金もかかります。

そこで、吉野家ではグループ会社である「はなまるうどん」の食材と一緒に運ぶという方法を取り入れました。

グループ会社である「はなまるうどん」グループ会社である「はなまるうどん」

2店舗分を一度に運ぶので、輸送コストを大きく下げることに成功しています。

吉野家戦略③ お客さんを独占

実は、本州のチェーン牛丼店はすでに飽和状態。大手チェーン牛丼店だけでも約4,300店があり、人口2~3万人に1軒の割合で牛丼店が存在しています。

しかし、佐渡ヶ島は離島というだけで、人口は5万8,000人の町。なのに、牛丼店は1店もありませんでした。

人口5万8,000人の佐渡ヶ島人口5万8,000人の佐渡ヶ島

そこで、吉野家はここに出店すれば、お客さんを独占できると考えました。

その思惑は大当たり。佐渡佐和田店の2018年の年間売上げは約9,000万円にのぼり、新潟県内売上げ第3位にランクインしています。

新潟県内店舗売り上げ新潟県内店舗売り上げ

24時間営業の外食チェーン店の不毛の地と言われた佐渡ヶ島。そこで吉野家が成功している見事な戦略をご紹介しました。

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