日本の食卓に欠かせない海苔。実は海苔には「黒」の海苔と「緑」の海苔があります。創業120年の老舗海苔屋「蔦金商店」さんに、より美味しい海苔はどちらなのか教えてもらいました。
より美味しい海苔の色は…
海苔を極めて40年になる老舗海苔屋:蔦金商店の店主によれば、より美味しいのは「黒」い色をした海苔。

たしかに、お寿司屋さんの太巻きなどに使われている海苔は真っ黒な印象です。「黒」の海苔には一体どんな特徴があるのでしょうか?
「黒」の海苔は「一番摘み」海苔
そもそも海苔作りは、“海苔の元である「海苔の胞子」を網に植え付け、海中で育てたものを船についた刃で摘み取っていく”という手順で行われます。

海苔は海中で育っていく過程で、海苔の胞子が海の中の栄養分であるアミノ酸を吸収していき、その色素によって黒くなります。

毎年10月ごろから1年に約6回行われる収穫で、最初に収穫された海苔は「一番摘み」と呼ばれ、海の中のアミノ酸を豊富に吸収しているのが特徴。

一番摘みの海苔は、その後に収穫される海苔に比べて栄養分が多く、黒の色味も強くなります。
一番摘みは口溶けも良い
一番摘みの黒い海苔は、草が柔らかいので口溶けが良いという特徴もあります。味も濃いので、より美味しくいただけます。

美味しい海苔を選ぶなら、色の「黒い」一番摘みの海苔を選ぶのがおすすめ。今度海苔を買うときは、ぜひ参考にしてみてください。
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