池袋ウエストゲートパーク最新作「絶望スクール」ストーリーに秘められた想いとは?

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人気シリーズ小説「池袋ウエストゲートパーク」。1998年に第1弾が発表、2000年にはTBSで連続ドラマ化され、国民的に広く知られるシリーズ小説となりました。

第1弾から20年経つ2019年には、シリーズ第15弾となる待望の新作が登場。作者・石田衣良氏が語る、譲れないポリシーや作品を通して伝えたいこと、最新作の内容も一部ご紹介します。

「池袋ウエストゲートパーク」ってどんな作品?

「池袋ウエストゲートパーク」とは、東京・池袋で、果物屋店番兼トラブルシューターである主人公マコトが、ストリートギャング「Gボーイズ」のタカシと街で起こる事件を解決していく青春ミステリー。

主人公マコト主人公マコト

シリーズ第1弾で20歳だったマコトも、シリーズを重ね、最新作の第15弾では20代半ばへ成長しています。

シリーズを重ねマコト&タカシも20代半ばへ成長シリーズを重ねマコト&タカシも20代半ばへ成長

まるで本物のマコトがまさに今池袋で事件に対峙しているかのような臨場感を感じるシリーズ作品です。

ストーリー描写のこだわりは?

石田氏がストーリーを描くときにこだわっているのは、シリーズ全作で“殺人事件をほとんど取り扱わない”こと。

「警察ではなく、街の人たちが自分たちで事件を解決していく」姿を描いています。

また、無認可保育園を舞台に子どもへの犯罪に立ち向かう第6弾、ネットカフェ難民に寄り添う第8弾など、その時代の社会課題をテーマに取り上げているのも大きな特徴の一つ。

その時代の社会課題をテーマにその時代の社会課題をテーマに

社会問題に対して、主人公たちがどんな気持ちで、どう解決に導いていくかを描いています。

「絶望スクール」はどんな内容?

「池袋ウエストゲートパーク」の最新作は、シリーズ第15弾となる「絶望スクール」。
ベトナム人留学生・ミンがトラブルに巻き込まれていると聞いた主人公たちが、留学生からお金をだまし取り犯罪に利用する存在を追い詰めるというストーリーです。

シリーズ第15弾「絶望スクール」シリーズ第15弾「絶望スクール」

危険運転する暴走車、引きこもりビジネスなど、今の時代を切り取ったかのようなシーンも。

今の時代を切り取ったかのようなシーン今の時代を切り取ったかのようなシーン

現代が抱える社会問題が鋭く描かれています。

「池袋ウエストゲートパーク」に込める想い

石田氏は、「この小説がストッパーになってくれれば」と語ります。

例えば、振り込み詐欺に誘われたときに、「あの主人公はこういうことはしない」と踏みとどまるきっかけになれば…と。

「池袋ウエストゲートパーク」「池袋ウエストゲートパーク」

なぜなら、「小説は心の深いところで働く」と信じているから。
主人公たちの心の在り方や世界観を通じて、知らないうちにモラルや規律が受け渡されていると石田氏は語ります。

現代のリアルな問題を鋭く映し、本当のカッコいいとは何かを描く「池袋ウエストゲートパーク」。最新作の「絶望スクール」も、ぜひ読んでみたいですね。

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