世界遺産にある「空飛ぶ船」⁉ その正体とは

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「空飛ぶ船」の正体とは…

「ポントカサステ水路橋」を渡る「ナローボート」「ポントカサステ水路橋」を渡る「ナローボート」

世界遺産「ポントカサステ水路橋」を渡る船、ナローボート。

この水路橋は高さ38m・全長307mあり、1805年に完成しました。そして、この橋を渡るナローボートを見た当時の人々は、口々に“スカイボート・空飛ぶ船”と言ったそうです。

高さ38mを渡る船高さ38mを渡る船

一見すると鉄道のようにも見えますが、“水路橋”であるため「船」が走っているのです。この船はどういう船なのでしょう?

ナローボートとは

世界遺産「ポントカサステ水路橋」があるのは、イギリスのウェールズにある「スランゴスレン運河」。
イギリスでは産業革命の黎明期に物流の動脈として運河がいくつも整備され、その狭い運河に合わせたボートが作られていました。

そして「狭い」を意味する「ナロー」から、ナローボートと言われるようになったのです。このナローボートは全長17m・幅2mほどのサイズ。スピードも最高で時速6kmほどです。

ナローボートナローボート

 

かつては馬でボートをひいていたかつては馬でボートをひいていた

ナローボートはもともと物資運搬の船でしたが、今はレジャーに活用されています。運転には免許も経験も不要らしいですよ。

また、ボートは長期レンタルも可能で、多くの人が二週間ほどかけて運河クルーズを楽しんでいます。ボート内部にはシャワーやベッド、キッチンまでもあり、「必要なものは何でもある」とボートの購入者が話します。

内部にはキッチンまで内部にはキッチンまで

 

“輸送手段”から“原風景”へ

スランゴスレン運河にあるもう一つの水路橋「チャーク水路橋」では、船と列車の並走を見ることができます。

船と列車の併走船と列車の併走

200年以上前、水路橋は“空飛ぶ船”の姿と共に当時の人々を驚かせました。今はウェールズの原風景として、運河を渡る人々を楽しませています。

壮大な遺産の旅へ
世界遺産
(TBS系列:日曜午後6:00~6:30)

 

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