トラブルを未然に防ぐ。プール監視員の仕事がすごい

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関東最大級のプール・東京サマーランドに訪れる人たちを危険から守るプール監視員たち。実は、彼らの仕事はお客さんを監視するだけではないのです。『BACKSTAGE』が密着しました。

“ケガやトラブルを未然に防ぐ”監視を

監視台の上から、あるいはお客さんたちの中に入ってパトロールしながら、溺れそうな人を助けにいったり、危ない行動をとっている人を注意するプール監視員。

お客さんを見守るプール監視員お客さんを見守るプール監視員

目の前で起きている危険の芽を見逃さず摘んでいくことが使命ですが、“トラブルを未然に防ぐ”監視にも力を注いでいます。

東京サマーランドでは、ある監視員が監視台を離れた場合、すぐに別の監視員が監視台にあがります。決して監視台を空けないようチームワークで動いています。

また、1時間に1回あるプール休憩の直後は、急いでプールへ走ってしまう子どもがいてケガが多くなりがち。お客さんを走らせないように誘導しなくてはなりません。

そこで、弧を描くように並んだお客さんの列に対し、4人の監視員が台形の配置につきます。

4人の監視員が台形の配置に4人の監視員が台形の配置に

これは、お客さんと監視員との距離を一定にし、お客さんが水中で走ろうとするのを防ぐテクニック。事故が起こらないように先回りして手を打つことで、お客さんの安全・安心を守っています。

園内の掃除は裸足で

監視員たちが“トラブルを未然に防ぐ”ことに力を注いでいるのは、清掃、点検、訓練などプール以外の業務でも同様です。

東京サマーランドでは、園内の掃除を裸足で行うのがルール。

園内の掃除を裸足で行うのがルール園内の掃除を裸足で行うのがルール

プールサイドに落ちているゴミは髪の毛からお弁当の食べこぼしまで、小さくて見つけづらいものもあり、特に乾いた米粒は鋭くて危険です。

ケガに繋がりかねないため、どんな小さなゴミも見落とすことがないよう、監視員たちは足の裏の感覚を頼りに一歩一歩確認しながら掃除しています。

水中の安全点検

ある日、監視員がプール底面に塗装の剥がれを発見しました。東京サマーランドの巨大プールでは、常に水を循環させて綺麗にしているため、水をすべて抜いて該当部分を補修することはできません。

そのため、監視員は水の中に潜って補修をします。

水の中に潜って補修水の中に潜って補修

また、水上フロートのアトラクション点検も、フロートが流れないように繋ぐ器具のネジの緩みを水中で確認。50箇所以上のチェックを1つ1つ丁寧に行います。

水上フロートのアトラクション点検水上フロートのアトラクション点検

 

ネジの緩みを水中で確認ネジの緩みを水中で確認

万全の体制を整え、トラブルゼロを目指します。

救助訓練で万が一に備える

最悪のケースにも備え、監視員たちは日々救助訓練を重ねています。この日の想定は、頚椎を損傷して意識を失った人をバックボードに乗せ、迅速に陸に上げる救助訓練。

溺れた人を仰向けにするとき、身体全体を使って動かそうとすると監視員の身体まで沈んでしまい動きが遅くなってしまいます。しかし、手だけで動かせば次の動作を早く行うことができるのです。

次の動作を早く行うことができるテクニック次の動作を早く行うことができるテクニック

万が一のときに素早い対応ができるよう、監視員たちは訓練で学んだ知識や技術を身体に染み込ませていきます。

訓練で学んだ知識や技術を身体に染み込ませる監視員訓練で学んだ知識や技術を身体に染み込ませる監視員

夏休みには1日1万人以上が殺到する東京サマーランド。お客さんが笑顔で楽しい思い出を作ることができるその裏には、“トラブルを未然に防ぐ”ために続けられている監視員たちの影の努力がありました。

知られざる舞台裏の物語
BACKSTAGE
(CBCテレビ:日曜よる11時30分~)

 

■8/11(日)放送の「BACKSTAGE」は、日本一利用客が多い「羽田空港」