超重労働・みそ作り業界に革命!老舗が驚きの必殺技を考案

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みそ作りは日本の伝統であると同時に、手間暇と労力のかかる産業。今、そんなみそ作り業界に大革新が起きています。

みそ作りで特に大変なのが「天地返し」

みそ作りはかつて「3K(キツい・汚い・危険)」とも言われたほど重労働な仕事でした。特に大変なのが、酵母などの偏りを防ぐためにみその上下をひっくり返す「天地返し」と呼ばれる作業です。

みその上下をひっくり返す「天地返し」みその上下をひっくり返す「天地返し」

以前はこの天地返しを手作業で行うみそ屋さんが多く、大量のみそをすべてスコップでひっくり返していました。

スコップで大量のみそをひっくり返すスコップで大量のみそをひっくり返す

慣れた人でも一樽移し終えるのに30分はかかってしまううえ、二樽目以降は疲労で効率が低下。長い時間と大きな労力が必要な作業でした。

天地返しの必殺技

ところが26年前、天地返しの負担が激減する画期的な方法が登場します。
それはずばり、フォークリフトを使うこと。

天地返しにフォークリフトを使用天地返しにフォークリフトを使用

考案したのは、創業110年という超老舗のみそ屋・川敬醸造の川名さん。
フォークリフトでみそ樽を持ち上げて樽ごと一気にひっくり返してしまえば、かかる時間は一樽わずか3分以内。二樽目から効率が落ちてしまう心配もありません。

さらに川名さんは樽を運びやすくする器具も開発。

樽を運びやすくする器具樽を運びやすくする器具

フォークリフトの免許さえ持っていれば誰でも同じように天地返しを行うことができ、スコップより格段に少ない労力で作業を終えることができるようになりました。

伝統あるみそ作りを進化させた川名さんの試みは高く評価され、2018年には黄綬褒章が授与されました。

黄綬褒章が授与された川名さん黄綬褒章が授与された川名さん

 

みそ作り業界の発展には「効率化」が必要

みそ屋さんの中には今でも「天地返し」を手作業で行っているところも多く、川名さんは「効率的なみそ作りが早く広まってほしい」と話します。

もともとあまり良いイメージのないみそ作り業界がさらに発展するために大切なのは、「誰もが簡単にみそ作りを行える技術」だというのが川名さんの考え。
業界自体の効率化を視野に入れています。

みそ業界自体の効率化みそ業界自体の効率化

伝統産業でも、業務効率化は大事な課題。理想のみそ作りを目指し、今後も試行錯誤を続けていくという川名さんを応援しましょう!

会社名:川敬醸造株式会社
住所:宮城県遠田郡涌谷町涌谷字浦町前西64-1
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