「ウニの容器」だけで売上げ3億円⁉北海道のスゴイ企業

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とろけるような美味しさのウニ。そのウニを販売するための容器で、約3億円を売り上げる会社がありました。

何でも、日本で初めて「ウニ容器のフタ」を作った会社でもあるとのこと。好調のヒミツを探ります。

ウニ容器誕生のヒミツ 

スーパーにウニが出回り始めた1980年代後半、当時ウニは木箱で出荷されていたためプラスチックのフタはありませんでした。

木箱で出荷されていたウニ木箱で出荷されていたウニ

そもそもウニは身が立っていると鮮度がいいのですが、木箱のままだと鮮度を見極められない問題がありました。

ウニにそのままラップをすると身が潰れてしまうため、販売するスーパーはウニの木箱の両端にきゅうりをのせてラップのついたて代わりにするなど、ひと手間かけなければならない状態でした。

木箱の両端にきゅうりをのせてラップのついたて代わり木箱の両端にきゅうりをのせてラップのついたて代わり

そこで日本で初めてウニ容器を作ったのが、北海道・札幌市にある「マルイ包装」という会社。 ウニ容器とフタをいち早く開発すると、飛ぶように売れました。

30種類以上あるフタ30種類以上あるフタ

ですが容器のフタはプラスチックのため、他の会社でも簡単に作ることができそうなもの。しかし、マルイ包装では「ウニ容器のフタ」にこだわり、同じ大きさに見えるフタでも高さが3ミリ違うなどウニ容器ならではの細かいニーズに対応。他の会社の追随を許していません。

ウニ容器の価格は1つ数十円ですが、売上げは約3億円。今では年間およそ800万個も売れています。

ウニ容器の価格は1つ数十円、売上げは3億円ウニ容器の価格は1つ数十円、売上げは3億円

 

画期的!新たな塩水ウニ用の容器も開発

マルイ包装では、従来のフタにとどまらず新たなウニ容器も開発しています。
それは、塩水ウニ用の容器。塩水に漬けられたまま販売されている塩水ウニは、食べる前に水切りをしなければなりません。

塩水に漬けられたまま販売されている塩水ウニ塩水に漬けられたまま販売されている塩水ウニ

その手間を省いた画期的な容器が、二重底の容器。内側の底がザルになっていて、容器を持ち上げれば水切りが可能。容器のまますぐに食べられるというものです。

容器を持ち上げれば水切りが可能容器を持ち上げれば水切りが可能

しかも、水が切れるだけでなく、中のウニが動かないようになっているので鮮度もキープ可能。獲れたての味のようだと好評です。
この塩水ウニの容器は、海外にも輸出されるほど大ヒット。年間200万個を売り上げています。

日本で初めてウニ容器のフタを作っただけでなく、塩水ウニ用の容器も開発。そんなすごい会社なら、ウニ容器のシェア80%というのも頷けます。

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