健康効果が見直されている抹茶。
生産量が5年ほどで1.5倍に増えていて、最近は抹茶スイーツも人気です。
万能健康飲料といわれる抹茶は、なぜ健康に良いのでしょうか?また、普通のお茶よりも抹茶が良い理由とは?
抹茶のカテキンが健康にイイ!
抹茶には「カテキン」という成分が多く含まれており、それには脂肪の吸収を抑える効果があります。
通常、腸内に入った脂肪は脂肪分解酵素により分解され体に吸収されますが、食事のときに抹茶を飲むとカテキンが脂肪分解酵素を働かなくします。

カテキンにより分解されなかった脂肪は、そのまま体から排出されます。

脂肪が吸収されにくくなると、太りにくくなったり、高血圧・脂質異常症といった生活習慣病の予防ができます。
他にもカテキンには、
- がん予防
- コレステロールを下げる
- 虫歯・口臭予防
などの健康効果も。体にとっては良いことばかりですね。
抹茶と煎茶の違いとは?
そもそも、抹茶と煎茶は同じ茶葉から作られています。

煎茶は揉みという作業で細かなキズを付けて、急須で成分や味が抽出されやすいようにしています。
一方、抹茶は茶葉を直接石臼でひき粉にして、お湯で溶かして飲むようにしたものです。
この違いが、カテキンの量に影響しています。1杯あたりに含まれるカテキン量を比較すると、抹茶は煎茶の約2倍ものカテキンが含まれています。

急須の中で茶葉を湯に浸す煎茶は、約60%のカテキンしか抽出されません。一方、抹茶は茶葉を粉末にしたものなので、ほぼ100%のカテキンを摂取することができます。
夏にピッタリ!簡単に抹茶を取る方法
そうはいっても、茶道のイメージが強い抹茶はちょっと敷居が高そうですが、実は簡単に生活に取り入れる方法があります。
水出し抹茶
おすすめしたいのは、水に抹茶を溶かすだけの「水出し抹茶」。ペットボトルに冷たい水と抹茶を入れてよく振るだけで、簡単にできあがります。

一日にどれぐらい飲むと健康にイイ?
カテキンが体の中に常にある状態を保つと健康効果がより期待できます。
2~3時間おきにコップ半分(100ml程度)を1日10回を目処に飲みましょう。

健康効果をさらにUP
納豆に抹茶をかけるだけの「抹茶納豆」もおすすめです。善玉菌を増やす納豆と善玉菌を餌にする抹茶の組み合わせがより効果的だそう。

気軽に抹茶を活用して、カテキンでより健康な体を目指したいですね。
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