かつて日本が諸外国から「黄金の国」ジパングと呼ばれたように、「青の都」と呼ばれる街があります。
その街は現在、どこで撮影してもフォトジェニックな写真が撮れると多くの観光客が訪れているとのこと。果たして、どのような街なのでしょうか?
鮮やかなモザイクタイルで彩られた青い街
「青の都」とは、ウズベキスタンの都市サマルカンド。“世界で最も美しい街”ともいわれています。
その名前の通り、街中のいたるところに美しい青色の建物が。

外壁をよく見ると、小さなタイルがパズルのように組み込まれて柄が作られています。

このタイルで描かれた模様は、“モザイクタイル”というもの。
実はその昔、ウズベキスタンはシルクロードの交易路として栄えた地であり、モザイクタイルは中国の陶磁器とペルシャの顔料が出会って生まれました。
フォトスポットの宝庫のような街では、いたるところで観光客が写真を撮っています。

また、美しいのは建物の外観だけではありません。建物の中に入ると、金箔を使用した豪華な空間が一面に広がります。

言葉を失うほどの圧巻の内部ですが、それにしても何故このような街が作られたのでしょうか?
“世界で最も美しい街”を目指して作られた場所
「青の都」誕生の経緯を知るためには、14世紀までさかのぼります。
当時の中央アジアは、ティムールという人物が大帝国を築いていました。
ティムールは、その首都として“世界で最も美しい街”を作るという大号令を発します。そうして作られたのが「青い都」サマルカンドでした。

現在、サマルカンドは世界遺産に登録されており、その美しさを一目見ようと世界中から観光客が集まっています。
この「青の都」では、その場で佇んでいるだけでもフォトジェニックな写真が撮れてしまうとか。親日国ともいわれているウズベキスタン。訪れた際には、めいっぱい色々な写真を撮ってください!
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