人の呼吸の仕方には「鼻呼吸」と「口呼吸」があり、「口呼吸」は良くないと聞いたことはありませんか?
深呼吸をしたとき、口から息を吸った人は「口呼吸」で普段から呼吸している可能性があります。口呼吸が原因で病気になってしまう前に、ケアの仕方などを知っておきましょう。
そもそも「口呼吸」は何故キケン?
「口呼吸」が良くないと言われる理由は主に2つ。
1つ目は、細菌やウイルスを体内に取り込みやすくなること。
鼻呼吸の場合、鼻の内部に存在する線毛や鼻水が、空気中の有害物質や細菌・ウイルスの約70%を排除してくれます。
対して口呼吸の場合は、細菌やウイルスのほとんどがそのまま体内へ入ってしまうため、風邪や口内炎などの原因になってしまうことも。

「最近、ちょっと風邪をひきやすいかも…」という人は要注意です。
そして2つ目は、肺機能が低下しやすくなること。
鼻で呼吸をすると喉が開き、肺へたくさんの空気を取り込むことができます。

しかし口で呼吸をすると喉は閉じたままなので、肺へ送られる空気は少量。1度にわずかな空気しか吸うことができず、呼吸そのものが浅くなってしまいます。

呼吸が浅くなると肺を動かす筋力が衰え、肺機能が低下してしまうこともあるそう。
“すりおろしリンゴソース”で免疫力&肺機能をアップ!
「口呼吸」によって起こりやすいマイナス要素を改善するには、リンゴを使って簡単に作れる“すりおろしリンゴソース”を食事に取り入れるのがおすすめ。

リンゴに含まれる“リンゴポリフェノール”やお酢が肺の周りの筋肉をやわらかくし、肺を動きやすくしてくれます。また、ソースに入れるニンニクには免疫力を高める効果があるため、細菌やウイルスに負けない体づくりにも最適です。
作り方はとてもシンプル。
まず、リンゴ1玉、タマネギ1/4個、ニンニク少々をそれぞれすりおろします。
フライパンにごま油大さじ2杯とすりおろしたリンゴ・タマネギ・ニンニクを入れて加熱したら、醤油大さじ2杯・お酢大さじ1杯を加えて煮詰めればできあがり。

“リンゴポリフェノール”はリンゴの皮に多く含まれるため、皮ごとすりおろすのがポイントです。お肉やお魚の他、生野菜にもよく合うソースなので、お好きなメニューにたっぷりかけて食べてください。
肺の筋肉を鍛えるカンタン体操も
手を大きく回す簡単な体操で、肺を動かす筋肉を鍛えてあげましょう。こちらの体操を1日30回するだけでOKですので、ちょっとした時間にやってみましょう。
- 足を肩幅に開いて立ちます
- 両手を胸の前で合わせて大きく息を吸い込みます ※鼻呼吸を心がけます
- 息を吐きながら腕を上に上げます ※お腹がヘコむように意識します
- 両手を伸ばして左右に大きく開きながら下ろします ※肩甲骨がくっつくイメージ

この体操で、肺の下の横隔膜をはじめ肺を動かす周辺筋肉がほぐれる効果も期待できますよ。“すりおろしリンゴソース”と一緒に、ぜひ試してみてください!
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