おしゃれで可愛い見た目なのに、たったの2分でおいしいトーストが焼けると大評判のトースターがあります。その名は「アラジン」。
おいしいトーストを焼ける秘密は、まさに魔法のようなヒーターに隠されていました。
比べれば一目瞭然、アラジンのパワフルさ
アラジンの凄さは一般的なトースターと焼き比べることで、すぐにわかります。
同時にトーストをスタートすると、アラジンは瞬時にヒーターが明るくなりました。

2分後、パンを取り出してみるとご覧の通り!
一般のトースターは焼き目がほとんどありませんが、アラジンは全体的に綺麗な焼き目がついています。

なぜアラジンはここまで素早くトーストができるのでしょうか?
世界でアラジンだけ!特許技術のヒーター
一般的なトースターのヒーターにはコイルのような形の「ニクロム線」が使われています。
対してアラジンは、「グラファイト」という素材でできた薄い板状のヒーターが使われています。
グラファイトは、人工衛星はやぶさにも使われているほど高温に強い素材。
そこに目をつけた株式会社千石が、グラファイトを独自に改良して特許取得のヒーターを作りました。
ニクロム線が20秒で800度にしかならないのに対し、グラファイトは0.2秒で1300度にまで上昇します。

この「グラファイトヒーター」によって、アラジンは瞬時に焼ける“超高温焼き”を実現しました。
ですが、アラジンの秘密はそれだけではありません。
最適な“角度”を探して1日60枚パンを食べ続ける
強い熱を発するグラファイトヒーターですが、熱はまっすぐ2方向にしか出ません。
そのため、トースター内の反射板が平面だと、熱が一点に集中してしまい焼きムラができてしまいます。

そこで、「アラジン」は焼きムラを作らないために、反射板を丸い形にして熱を分散させています。

何度も丸い形の反射板の角度を調整し、その都度焼き加減を確認。試行錯誤して、ようやくベストなカーブの角度を探り当てたそうです。
そしてたどり着いたのが今の角度。

1日に約60枚ものパンを焼き、焼き加減を食べながら試行錯誤してたどり着いた角度なのだそう。
その努力に頭が下がります…。
魔法のように素早くパンが焼けて、しかも驚くほどおいしいと大評判のアラジン。
忙しい朝を過ごしがちな方にはぴったりのトースターですね!
経済のことが学べる
がっちりマンデー!!
(TBS系列 日曜あさ7:30~)