スイーツを選ぶとき、つい気にしてしまうカロリー。しかし、カロリーの高いスイーツが太りやすいとは限らないということを知っていましたか?
今回は、カロリーの仕組みや太りやすさ・太りにくさとの関係、太りやすいスイーツを食べるときのコツなどを大公開します!
そもそも「カロリー」ってなに?
カロリーとは、人間が生きていく上で必要な3大栄養素「糖質、脂質、たんぱく質」を合計したもの。
特に、この3大栄養素のうち「たんぱく質」は筋肉となって脂肪を燃焼してくれるため、直接的に太る原因にはなりません。一方、カロリーに換算される栄養素のうち、「糖質」と「脂質」は、太りやすい栄養素となるため、注意が必要です。

つまり、カロリーの高いスイーツでも「たんぱく質」が多く含まれているスイーツは太りにくい傾向にあります。
反対に、カロリーが低いスイーツであっても、「糖質」と「脂質」が多く含まれているスイーツは太りやすいということになります。
「太りやすい」スイーツランキングとその理由!
コンビニでよく見かける10種類のスイーツを「カロリーの高いランキング」から、【太りやすい栄養素の合計-太りにくい栄養素の合計】で算出した「太りやすい値順」で並べた「太りやすいランキング」に並べ替えてみると、結果は次の通り。

なんと、太りやすいスイーツの第1位は「みたらし団子」!

みたらし団子は、実は驚くほど「糖質」が多いスイーツ。
お団子3本でなんとご飯2杯分もの「糖質」が含まれているため、10種類のスイーツの中でも最も太りやすいスイーツという結果に。
カロリーでも太りやすさランキングでもトップ3にランインしている「モンブラン(2位)」と「ショートケーキ(3位)」。いずれもスポンジの部分に「糖質」、クリームの部分には「脂質」がたくさん含まれています。

そのため、カロリーと太りやすさ、どちらも高いスイーツとなります。
「太りにくいスイーツ」には共通点アリ!
カロリーが高いランキングでは第6位だった「あんみつ」は、太りやすいスイーツのランキングで最も低い第10位にランクインしています。

その理由は、あんみつに使われている「寒天」。寒天の原材料は海藻で、海藻には「食物繊維」が豊富に含まれています。
食物繊維は、太りやすさの原因である「糖質」や「脂質」が体に吸収されるのを抑える働きがあります。

そのため、食物繊維の多いあんみつは、カロリーが高くても太りにくいスイーツということになります。
太りやすいスイーツの下位にランクインした、チョコレート(8位)やティラミス(7位)などにも、食物繊維が豊富な「カカオ」が含まれているため、「太りにくいスイーツ」となっています。
「糖質」と「脂質」の多いスイーツは「食物繊維」と一緒に!
できれば太りたくないけれど、「糖質」と「脂質」の多いスイーツも食べたいのが甘党の本音…!そんなときには、スイーツと一緒に「食物繊維」を摂取するようにしましょう。
おすすめの食材は「きな粉」。大さじ3杯(約20g)ほどのきな粉をスイーツと一緒に摂ると、「糖質」と「脂質」の吸収を抑える効果が期待できます。

スイーツにかけたり混ぜたりしてもOKですが、別々に食べたい場合は牛乳に混ぜて「きな粉牛乳」にするのがおすすめ。

おいしくて飲みやすく、牛乳の「たんぱく質」もあわせて摂取できるというメリットがあります。
「カロリーの高いスイーツ」と「太りやすいスイーツ」のランキングには、大きな違いがありました!さらに、今までなんとなく気にするだけだったカロリーの仕組みにも納得です。
本当に太りやすいスイーツに気を付けつつ、どうしても食べたいときには「きな粉牛乳」を一緒に飲んでスイーツを楽しんでくださいね♪
ちょっと気になる“差”を徹底調査
この差って何ですか?
(TBS系列火曜よる7時~)
「ダイエット」関連の記事
▪️ご飯にココナッツオイルで痩せる⁉ 健康に良い油の使い方
▪️美肌にもダイエットにも、「寒天」で体の中から美しく
▪️柔道女子金メダリストが作る「罪悪感のないアイスクリーム」