【知ってますか?】「紅茶」と「日本茶」で缶の形が違うワケ

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イギリスと日本。どちらの国にも「お茶を飲む」文化がありますが、「紅茶」と「日本茶」の容器の形を比べたとき、違いがあることに気付いていましたか?
多くの場合、紅茶の缶は四角で、日本茶の缶は丸い形ですよね。これ、きちんとした理由があるんです。

紅茶の缶は四角、日本茶の缶は丸い形紅茶の缶は四角、日本茶の缶は丸い形

 

紅茶の缶が四角いのは「木箱」が関係

かつてイギリスでは、紅茶を紙の箱に入れて販売していました。紅茶の茶葉は木箱で運搬することが多かったので、茶葉を入れる紙箱も「四角形」が好まれるようになります。

紅茶の茶葉は木箱で運搬することが多かったので、茶葉を入れる紙箱も「四角形」が好まれるように紅茶の茶葉は木箱で運搬することが多かったので、茶葉を入れる紙箱も「四角形」が好まれるように

丸い容器を並べると木箱に余分な隙間ができてしまいますが、四角い容器であれば木箱へ隙間なく詰めることができ、より多くの茶葉を一度に運ぶことができるためです。

より多くの茶葉を一度に運ぶことができる工夫より多くの茶葉を一度に運ぶことができる工夫

1890年頃には、紅茶の茶葉を入れる“缶”が誕生します。黄色と赤のデザインで愛されている有名紅茶ブランド「リプトン」の缶などもこの頃に生まれたもの。

黄色と赤のデザインで愛されている有名紅茶ブランド「リプトン」の缶黄色と赤のデザインで愛されている有名紅茶ブランド「リプトン」の缶

容器の素材が紙から缶へと変わっても、形は茶葉の運搬効率の良い「四角」のまま変わらなかったため、現在のような四角い紅茶の缶が定着しました。

日本茶の缶が丸いのは「気候」が関係

一方、日本茶の缶が丸い形になった理由は、日本の気候と深く関係しています。日本茶の茶葉は湿気に弱いため、お茶の味を落とさないためには湿度管理が必須。

日本茶の茶葉は湿気に弱いため、お茶の味を落とさないためには湿度管理が必須日本茶の茶葉は湿気に弱いため、お茶の味を落とさないためには湿度管理が必須

容器に丸い缶が使われるようになったのは、湿気が多い日本で茶葉を湿気させないための工夫です。

何らかの衝撃が加わったとき、四角い缶は面全体で衝撃を受けるため、変形しやすい性質を持っています。すると、変形した箇所とフタにすき間ができてしまい、空気が入って湿気る原因となってしまいます。

四角い缶は衝撃に弱い四角い缶は衝撃に弱い

一方、丸い缶だと衝撃が加わる点は1か所のみ。そのため、受けた衝撃をうまく逃がすことができ、変形しにくいという長所があります。

丸い缶は衝撃に強い丸い缶は衝撃に強い

これなら、湿気の多い日本でも、お茶の味を落とさずに保管ができますね。

あまり深く考えたことがなかった「紅茶と日本茶の缶の形」の違い。イギリスと日本、それぞれの文化や気候が関係していたなんて意外ですね! 

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この差って何ですか?
(TBS系列火曜よる7時~)

 


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