車の鍵、最新のリモコンキーの仕組み
1923年に創業した「株式会社アルファ」は、日本で初めて車の鍵を作った会社。とくに日産自動車においては1933年に製造依頼を請けてから、ほぼ100%の鍵を作っているといいます。

現在、車の鍵で主流なのがリモコンキー。こちらは電波を使って鍵の開錠を行っています。
そのシステムは非常に複雑で、鍵を開ける際、ある数字を電波で送信しているそう。それが車のドア側の数字と一致すれば鍵が開くようになっているとのことです。

しかし、固定の数字のままだと、盗難に合う可能性も否めません。
そのため、開錠をするときに都度数字を変えるような作りになっているとか。その仕組みとしては、数字が一致して鍵が開く瞬間に、リモコンキーからドアに次の数字の伝達がされるそうです。

そうすることで、毎回鍵を開けるときに新しい数字でマッチングさせることを可能にしています。
こうした高い技術を持つこともあって、現在の会社の売上げの約62%は自動車関連が占めているそうです(※2023年10月放送時)。
“日本初の鍵”を多く生み出した会社
そんな株式会社アルファですが、創業以来、“日本初の鍵”にたくさん挑戦した会社でもあります。
たとえば、シリンダー錠や南京錠を日本で初めて作ったのも同社です。

また、驚くことにコインロッカーを日本で初めて作ったのも株式会社アルファだそう。創業者がアメリカに視察に行った時、鉄の箱を見て『レジャー施設や駅で活用できる』という発想で日本に持ち込んだといいます。

今の年商は約628億円とのことで、絶好調の株式会社アルファ(※2023年10月放送時)。自宅のドアの鍵なども、よくよく見るとアルファが作ったものかもしれません。いちど調べてみてはいかがでしょう??

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