ゴルフクラブや釣竿にも使われている素材の正体
「東レ(株)」は、炭素繊維(カーボンファイバー)で絶好調な会社です。
炭素繊維は、鉄と比べ、重さは4分の1でありながら、丈夫さは10倍というスグレモノ。その特性を活かして、ゴルフクラブ・自転車・釣竿といった身近な製品から、F1などで走るレーシングカーのボディにも使われています。

ちなみに東レ(株)の炭素繊維に関しては、ボーイング787などの飛行機にも使われています。

また、軽くて丈夫であることから、ロケットなどの宇宙ビジネスからも引っ張りだこ。空飛ぶ車にも使用が予定されているといいます。
炭素繊維のパーツづくりでは、まず糸の状態のものを、製品に合わせて並べたり編んだりしてシート状に固めます。その後、成形を行うのですが、その作業はなんと、手作業で行われています。

パーツの型に沿ってシートを1枚ずつ手で貼る…といった仕事を、作業員さんにしてもらう理由は、複雑で精密な作りのものが多いため。
パーツの特性によって色々なシートを組み合わせて張り付けており、多い時には50枚のシートを重ねることもあるそうです。

会社の担当者いわく、「(将来的に)空を飛ぶもの・宇宙を飛ぶものは、基本的に炭素繊維を使うことは必須になっていくと思う」とのこと。
現在、年間約2800億円を炭素繊維で売上げている東レ(株)ですが、これからもさらに伸びていきそうな予感がしますね!
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