レスリング界の新星、驚異の実力のヒミツに迫る
レスリング界のレジェンド・吉田沙保里 選手が作った119連勝という大記録。
それを超える127連勝を持つのが、藤波朱理 選手です。なんと19歳の現在に至るまで、中学2年生から負けなしの状態が続いているとのこと(※2023年9月放送時)。

パリ五輪の金メダル大本命ともいわれていますが、連勝記録について聞かれると、都度“意識していない”といった旨の回答をしています。
これまで指導を担当してきたのは、国体優勝経験もある父。娘である藤波選手のことを、「一番練習してると思う。だから日本一、世界一が獲れる」と話します。

話によれば、決して初めから強かったわけではなく、幼い頃は負けて泣き出すこともあったとか。その悔しさを原動力に、厳しい練習を重ねてきたといいます。
藤波選手いわく、第一に意識しているのは“防御”だそう。それについてコーチとして指導を担当する、五輪4連覇を達成した伊調馨 氏は「(藤波選手は)頭だったり手だったり、脚を下げるとか、そういう反応が速い。“こいつ絶対攻めてくるな”っていう、察知能力が高い」と語ります。

東京五輪は年齢制限のため出場できなかった藤波選手ですが、レスリングの女子53kg級で金メダルを獲った志土地真優(2021年時=向田真優)選手を当時テレビで見て、「パリ五輪にはこの人を倒していきたい」と闘志を燃やしていました。

その言葉の通り、2023年6月には、大会で志土地選手に勝利し、有言実行を果たしています。
9月21日に開催された世界選手権でも見事優勝を果たしており、アジア大会での活躍が期待される藤波選手。今後の、さらなる快進撃が楽しみですね!

TBSで毎週土曜日に放送されている『バース・デイ』では、さまざまな“人生に刻まれた 忘れられない大切な一日”に注目し、紹介をしています。
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