海賊たちの悩みから誕生した、モヒート
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』でおなじみの、カリブの海賊。主に17世紀、金銀財宝を求めて、カリブ海を駆け巡ったならず者たちです。そんな海賊たち由来の酒があることを、ご存知でしょうか?
それが、「モヒート」です。

こちらは、ミント・砂糖・ライム果汁・ラム酒の材料から作られた酒です。
実は航海中、果物や野菜を口にできなかった海賊たちは慢性的なビタミン不足に悩まされていました。そこで、たっぷりの砂糖とライムを長期間保存のきくラム酒に混ぜ、水の代わりとして飲むようになったとか。

それが現在のモヒートの原型になり、海賊を通して世界各地に広まったそうです。
現代のモヒートは、爽やかな味わいと酸味が美味しく、人気の酒の一つです。
海賊由来の食べ物もあった
長い航海の間、カリブの海賊は保存のきくものを食べて過ごしていたそうです。
その一つが、「ジャークチキン」。オニオン・ガーリック・ペッパーなどのさまざまなスパイスを混ぜた秘伝ソースに漬け込んだチキンを、燻製焼きにして作ります。スパイスと燻製の効果で日持ちするため、海賊たちの保存食だったといわれます。

こちらは彼らの一大拠点だったジャマイカで、現在も国民食として愛されています。食べてみると、ピリッとした辛さが効き、美味しいそうです。
かつて海賊が愛した酒や食べ物が時を超え、現代に繋がっているとは感慨深いですね。
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