群雄割拠の戦国時代を生き抜いた、戦国武将たち。彼らが愛したものにまつわるトリビアをご紹介します。
① 秀吉や家康をリラックスさせた、温泉
【1】 秀吉お気に入りの名湯
“日本最古の名湯”といわれる「有馬温泉」(兵庫・神戸)。天下人・豊臣秀吉がたいそう気に入り、街を整備。今に続く温泉街の発展に大きく貢献したといわれています。

そんな有馬の湯は、塩分・鉄分を多く含んでいて保湿力が高く、神経痛などに効果があるそう。湯に入った人は「肌がすべすべになるよう」という感想を持つ人もいます。
詳細はこちら→秀吉・信玄・家康、戦国武将をリラックスさせた「名湯」3つ
② 家康が愛した、スイーツ
かき氷の「宇治金時」は、抹茶味の冷た~い氷とあんこが絶妙な味わいの、和のスイーツ。
実は、かき氷を好んだ戦国武将が、この味を作ったといわれています。

豊臣秀吉の時代、きび砂糖と抹茶をかけて食べる「宇治氷」が誕生。それに甘党の徳川家康があんこを添えたのが、宇治金時です。武将たちが生み出した味は、時代を超えて愛されてきました。
詳細はこちら→富士山の地下に“天然の冷蔵庫”が!? 戦国武将も愛した「富士山のかき氷」
③ 信長がふるまった、家康の大好物
1582(天正10)年に武田氏を滅ぼし、天下統一の目前まで迫った織田信長。安土城で3日間にわたる祝宴を開き、ともに戦った徳川家康をもてなしたそうです。
現存するメニューの記録から、その一部を特別に再現していただきました(少し現代風にアレンジ)。焼きもの・汁ものなど何種類も振る舞われたのが、家康の大好物「鯛」を使った料理です。

さらに“1000年生きる縁起の良い生き物”とされ、室町時代から権力者の食膳に欠かせなかったという「鶴」の汁も提供されたそうです。
詳細はこちら→織田信長が、徳川家康をおもてなし。家康の大好物も並んだ祝宴のメニューは?
武将たちが愛した温泉や、お気に入りの食べ物。戦国時代に思いを馳せながら、それらを楽しんでみてはいかがでしょうか?