種類豊富、オーストラリアのウナギ料理
日本で大人気のウナギが、オーストラリアでも食べられていることをご存知でしょうか?
現地には、ウナギを使った料理を提供するレストランがあります。

プレートに並ぶのは…“燻製”や“パテ”、ウナギの出汁で炊いたご飯を揚げた“ライスボール”など、多彩なウナギ料理の数々です。

また、“ウナギの皮 パリパリ焼き”というユニークな料理もあります。
こちらは、意外にも「豚肉に似ていて、ビールに合う」という感想を持つ人も。

数々のウナギ料理を実際に食べた人からは、「香りが良く、とても美味しい」と大好評です。
先住民が築いたウナギの養殖場
実は、オーストラリアでは、ウナギは古くから食されてきた魚でした。
オーストラリア南東部にある広大な湿地帯「バジ・ビム」では、先住民が地形を巧みに利用して池などを作り、湿地にやってくるウナギを養殖していたそうです。約6600年前に築かれたこちらは“世界最大・最古の養殖システム”の一つとして現在も残っています。

育てたウナギは“燻製”にして食べられ、当時の人々の貴重なたんぱく源になりました。さらに保存がきく燻製は、交易品にもなったといいます。
かつて自然と融合した養殖システムが作られた「バジ・ビムの文化的景観」は、2019年、世界遺産に登録されました。

現在でもこの地ではウナギが獲られ、先住民の文化を伝える活動が続いています。
TBSで毎週日曜よる6時から放送中の『世界遺産』では、このほかにも世界に登録されている文化遺産、自然遺産などの貴重な映像が見られます。
世界遺産
日曜よる6:00~