TBSでは、毎週金曜よる10時から、目黒蓮主演の金曜ドラマ『トリリオンゲーム』を放送中。“世界一のワガママ男”のハル(目黒蓮)と“気弱なパソコンオタク”のガク(佐野勇斗)という正反対の2人がゼロから起業し成り上がっていくノンストップ・エンターテインメントだ。
今回は目黒演じる主人公・ハルの衣装を担当する、金順華氏にインタビュー。ハルが着用するスーツに込めた思いを聞いた。

ブルーのリクルートスーツで“就活生っぽい”を表現
台本を読んでハルに感じたのは、好きなことが「金儲け」と「ガク」ということ以外、まったく見えないキャラクターだということ。生い立ちも趣味も、住んでいる場所すら分からない。そんなハルの特徴を、洋服にも生かしたいと思っていました。
とくにスーツは、全10話を通して、3ステージを考えていました。
第1ステージは、初登場の場面。そこでハルが着ているのは、いわゆるリクルートスーツでした。しかも男子大学生ならだいたい1セットは持っていそうな、特にこれといって特徴のない“吊るしのスーツ”。しかも白シャツにレジメンタルタイという、就活のド定番スタイルです。ハルの言葉を借りれば、“就活生っぽい”スタイルでした。
だけどどこかで、ほかの人とは違う“ハルっぽさ”も出したいと思い、ネイビーより少しだけ明るいブルーのスーツを選びました。実はこのスーツ、台本に書かれていることだけを頼りに選んだものだったんです。なので、衣装合わせのときに周りのスタッフから「原作の表紙と同じブルーだね」と言われるまで全く知らなくて…。狙っていなかった分、すごく驚きました(笑)。

海外ブランドの上質なスーツで“トリリオンダラーっぽい”をまい進!
営業職のハルにとって身だしなみは大切。「トリリオンゲーム社」が規模を拡大すると、ハルのスーツも第2ステージへと移行します。会社の拠点をガクの部屋から高層ビルの高層階へと移したタイミングで、“新興企業の営業職っぽい”スーツを身に着けるようになります。そう、吊るしのスーツから“海外ブランドのブルーのスーツ”へとステップアップしました。
そして第7話でハルたちはネットテレビ局を開局。このころのハルの資産はどれくらいなのか…。きっととんでもない資産を手に入れていると思うのですが、それでもネットテレビ事業は、ハルにとって最終目的地でありません。そこで第2.5ステージと考え、“海外ブランドのセミオーダースーツ”をイメージして衣装をそろえました。
“っぽい”でいうと、実際にテレビ局で働いている人はカジュアルな服装の人も多いのですが、ネットテレビ事業を始めたからといって、営業職のハルの服装を“テレビマンっぽく”カジュアルダウンさせるのは違うなと思いました。そこで、あまりルーズすぎない白ニットや白のロングTシャツ、シャツなどを着ています。
そして第8話のエンディングで、ハルたちはIT業界のトップに君臨する黒龍一真(國村隼)と対峙。ついに第9話からはスーツも最終段階である第3ステージに到達しました(※いちばん上の写真)。今までのシングルのスーツから一転、フルオーダーをイメージしたダブルのスーツを着用しています。
金さん曰く、「どんどん大人へと成長していくハルに貫禄をもたせるため、サイズ感やスーツの形を変化させました」とのこと。吊るしのスーツすら十分スタイリッシュに着こなしていた目黒が、最終ステージのダブルスーツにカットソーを合わせ、余裕のある大人に見えるように。颯爽とダブルのスーツを着こなすハルは、どんな活躍を見せるのか。物語の展開とともに、乞うご期待!
■番組概要
[タイトル]
金曜ドラマ『トリリオンゲーム』
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[放送日時]
毎週金曜よる10時~10時54分