TBSでは、毎週火曜よる10時から福原遥&深田恭子のW主演ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』を放送中。福原が演じるのは、キュレーターになるという夢に向かって歩き始めた直後に予期せぬ妊娠が分かった18歳・仲川有栖。そして深田が演じるのはアラフォーで仕事に生きて恋を後回しにしてきたアートスペシャリスト・成瀬瞳子。
今回は、瞳子を演じる深田の担当スタイリスト・大友洸介氏にインタビュー。優秀なアートスペシャリストとして活躍する一面と、有栖や薫(松本若菜)など心を許した人たちと一緒にいる時間を過ごすときの一面、それぞれの瞳子のファッションについて話を聞いた。有栖の衣裳との違いにもフォーカスする。

かっちり&すっきり見えるIラインコーディネートを意識したオンスタイル
韓哲プロデューサーと話したときに「瞳子は、社長から直々にヘッドハンティングされるほど、仕事の能力が高い女性」「女の力を使ってのし上がってきたタイプではない」という言葉をいただきました。そこで仕事のときのコーディネートは、女性らしさはありつつも、社内外から信頼を得ている女性にふさわしい、かっちりしたスタイルにしようと考えました。

具体的には、黒多めのモノトーンに差し色を入れて、できるだけシックな印象に。派手すぎない、ほどよい華やかさを心がけています。またアートスペシャリストという職業柄、動き回ることも多いと想像し、パンツスタイルを中心に。さらに、だらしなく見えないよう、すっきり見えるIラインのコーディネートであることも意識しています。身体のシルエットがきれいに見えるスタイルを中心に衣裳を揃えました。

ビビットカラーなど遊び心を取り入れた、デニム中心のオフスタイル
一方、プライベートはカジュアル。仕事スタイルのときとの違いがつきやすいと思い、カラーTシャツにデニムなど、ラフなスタイルを中心にコーディネートしています。
有栖と一緒のシーンでは、このドラマのタイトルのイメージカラーでもある青のトップスやビビッドピンクなど、はっきりとしたカラーのトップスを着用することが多め。パステル系やくすみカラーなどが多い有栖と並んだときに、一目で分かる違いをつけています。

加瀬息吹(上杉柊平)のことをあまり意識していないときは、ホワイトベースのさわやかなコーディネートを組んでいましたが、恋に発展すると徐々にピンクなどのカラーも入れたコーディネートが増えてきます。ふだんはしっかりしている瞳子の、可愛らしい部分を出したいと思って。…ただどうしても、仕事後にデートをしているほうが多いのでなかなか難しいのですが(苦笑)。

ちなみに、自宅でくつろぐシーンでの衣裳は、パーカーに眼鏡を合わせるなど、とにかく可愛いものをチョイス。必ず自宅では眼鏡をかけているなどのルールはあえて設けず、可愛いから合わせてみよう、という遊び心で選んでいます。
仕事は仕事、プライベートはプライベート。オンとオフをしっかり切り替えている瞳子らしく、ファッションもしっかり切り替えていた。第8話の終盤、ピンクのニットを着て加瀬と会い、プロポーズを受けた瞳子が出す結論とは――。ドラマの結末とともにファッションも楽しもう。
■番組概要
[タイトル]
火曜ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』
[放送日時]
毎週火曜よる10:00~10:57