カウンターだけの焼肉屋さんが、「コース料理」で稼いでいるらしい

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コースに注力するのが、儲かりのカギ?​​​​​​

愛知県名古屋市にある焼肉店「老中」は、焼肉ビジネスの特性の盲点を突いてがっちり稼いでいるお店。

まずお店の特徴の一つに、「コース焼肉」に力を入れている点があります。その美味しさやビジュアルから、お客さんの約9割がコースを注文するといいます。

お店の特徴の一つに、「コース焼肉」に力を入れている点がお店の特徴の一つに、「コース焼肉」に力を入れている点が

お店の社長いわく「焼肉は原価をかければかけるほど、美味しくなる商売。自分が考えうる最上級の一番美味しいものを出している」とのこと。

その考えもあって、焼肉業界平均の原価率は35~40%であるのに対し、老中では原価率55%のお肉を提供しているそう。

お店の社長いわく「焼肉は原価をかければかけるほど、美味しくなる商売」お店の社長いわく「焼肉は原価をかければかけるほど、美味しくなる商売」

お店では、手間を省いて人件費を下げることで、原価率を上げているといいます。

コースの注文が殆どなので、出る料理が決まっていることから、事前に盛り付けをしておいてお客さんに提供する…という形を取っているそうです。

事前に盛り付けをしておいてお客さんに提供する事前に盛り付けをしておいてお客さんに提供する

それによりスタッフが二人でも営業が可能だとか。テーブル席を作らず、カウンター席のみにしたのも人件費を抑えるための試みだそうです。

カウンター席のみにしたのも人件費を抑えるための試みカウンター席のみにしたのも人件費を抑えるための試み

ちなみに気になる人件費率ですが、焼肉業界平均が25%なのに対し、老中は8.5%と非常にミニマム。

お店は14坪ほどでありながら、夜だけの営業で月商約700万円を叩き出すなど、坪月商50万円の怪物店です(※2023年8月放送時)。手間を省くコース料理でがっちりな「老中」、今後もさらに人気を集めていきそうな予感がしますね。

TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。

 

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