自動車がない街なのに…フェラーリや救急車が?
ブラジル・アマゾン川の流域にある、人口約4万人ほどの街「アフアー」。実はこの街、驚くことに移動手段は自転車のみだといいます。

以前はオートバイも使われていたものの、木造の道路がそれに耐えられなかったことから、2002年にエンジン付きの移動手段は禁止されたそうです。
街の住民には、唯一の移動手段である自転車にこだわりを持ち、カスタムする人もいます。中には、大型スピーカーをつけたり、木でスーパーカー「フェラーリ」のような外観を作る人も。

こちらはガルウィングやサスペンションも再現されている本格的なモノで、持ち主いわく「いつもテレビでカッコいいフェラーリを見ていて、僕も欲しいと思ってソックリなものを作った」とのこと。

話によると、改造にかかった費用は75万円ほどだそう。(*現在のレートによる換算)
ちなみに街では自動車が禁止されているため、救急車も自転車です。

アフアーの病院では主に、軽症・中等症の患者さんの診察をしているそうです。
難易度の高い患者さんが出た場合などに、この救急車を使って“大病院へ搬送するボート”まで送り届けているとのこと。

毎年、潮の満ち引きが激しい時期になると街が水浸しになることから、『アマゾンのヴェネチア』という異名も持つ「アフアー」。自動車やバイクがなく、個性的な自転車が多いのもユニークですね。
TBSで土曜よる9時から放送中の『世界ふしぎ発見!』では、このほかにも世界のあらゆるふしぎを、クイズとトークで解き明かしています。
世界ふしぎ発見!
土曜よる9:00~