テロ組織の尻尾を掴んだ“別班”乃木は果たして！？「アフターVIVANT」も後半戦突入！

TBSで毎週日曜よる9時から放送中の日曜劇場『VIVANT』。堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司ら豪華俳優陣が集結した、限界突破のアドベンチャードラマだ。

この「アフターVIVANT」は毎週月曜日に、前夜の『VIVANT』を振り返る連載記事だ。ついに後半戦がスタートし、いよいよ別班がテロ組織“テント”へと迫っていく第6話をおさらいしよう。

メモに記された謎の数字！

第5話でGFL社のアリ（山中崇）から、謎のテロ組織“テント”の重要な情報を聞き出した乃木（堺雅人）は、アリや彼の家族をテントの追っ手から無事に逃がすための算段をつけた。その礼として、アリは乃木へ数字の羅列が記載されていたメモを渡す。その時、アリは“数字にはリミットがあり、有効なのは後5日間だ”と言い残した。果たしてこれは何を表した数字なのか。
その後、別班チームが数字の解析を急ぐも特定まで至らず、ただ時間だけが過ぎていく。そこで白羽の矢が立ったのが、140億円の誤送金事件に加担した天才ハッカー“ブルーウォーカー”こと太田梨歩（飯沼愛）だ。別班は、1億円という高額な保釈金を支払い、太田を出獄させた。
そして野崎（阿部寛）たち警視庁公安部が厳重にマークする中、黒須（松坂桃李）が、太田に数字の羅列を調べさせる。すると、数字は専用アプリから読み取れるQRコードのような役割を果たしていたことが判明した。テロ組織“テント”は独自の通信網を使用しており、どの国の諜報機関も正体を掴めずにいた中、別班が唯一、その情報を得る突破口に辿り着いたのだ。すぐさま太田は“テント”が使用しているサーバーを特定するため、メッセージに特殊なウイルスを仕込む。しかし、時間は刻々と過ぎ去り、タイムリミットは残りわずか1分！　間一髪、サーバーのアドレスをコピーすることに成功した。

 乃木が渇望する“愛”

乃木は、幼くしてバルカ共和国で両親と引き離され、人身売買で奴隷にされた。そこで虐待されたあげくに記憶を失い、現地で戦場ジャーナリストに助けられて、やっと帰国したという過去があった。しかも、入った養護施設でも虐げられ、もう消えてしまいたいと願った時に現れたのが“F”だった。もう1人の自分である“F”は“俺がお前のそぱにいてやる”“お前は強くならないといけない”と乃木を励ました。そこから乃木と“F”は二人三脚で生き抜いた。猛勉強で奨学金を得て、強くなるためにミリタリースクールへと入学。そこを全科目トップの成績で卒業し、コロンビア大学へと進学した。
そして、2001年9月11日。アメリカ同時多発テロを目の当たりにした乃木の中に変化が起きた。軍隊へ入隊する友人のサム。乃木は国を守るためだと思っていたのだが、国ではなく、「家族を守るため」に軍隊へと入隊したとサムは言う。サムが見せた、家族への“愛”。乃木は“愛”というものが一体なんなのかわからなかった。
愛という感情にずっと憧れを持ち続けていた乃木は、別班の任務で訪れたバルカ共和国で、世界医療機構の一員として従事する医師・柚木薫（二階堂ふみ）と出会う。患者に献身的に寄り添う薫を見て、乃木は自身の両親の姿を重ねるとともに、愛というものの美しさを実感したのだ。同時に乃木の中で薫への“愛”が芽生える。
そして今、乃木は生き別れになった父親の存在を知った。それが日本の平和を脅かすテロ組織“テント”のリーダーとはいえ、純粋に“子として父親に会いたい”という気持ちが強くなっていた。

敵か味方か、味方か敵か……テロ組織のリーダー・ベキ

謎のテロ組織“テント”のリーダーであるノゴーン・ベキ（役所広司）が、乃木の父親であることが第5話で判明した。
ベキの本名は乃木卓。かつて警視庁の第3機動隊に所属していた卓は、突然、警視庁を退職した後、農業使節団としてバルカ共和国へ渡り、1984年の内乱に巻き込まれて死亡したとされていた。
しかし、実は卓が所属していたのは野崎と同じ警視庁公安部。農業使節団という仮の姿でバルカへ潜入捜査をしていたのだ。そして現在、卓はテロ組織“テント”のリーダー「ノゴーン・ベキ」として、世界中でテロを実行し、裏切り者には容赦ない制裁を加える非道な人物と化している。いったい卓の人生に何が起きたのか。

乃木ら別班が“テント”との距離を少しずつ詰めていった第6話。果たして乃木は、“テント”本部へ辿り着けるのか！？　そしてリーダーである自分の父親と対面することができるのか！？