目黒蓮らキャストがチームワークで乗り切ったこととは!?『トリリオンゲーム』撮影レポート

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TBSでは、毎週金曜よる10時から、目黒蓮主演の金曜ドラマ『トリリオンゲーム』を放送中。“世界一のワガママ男”のハル(目黒蓮)と“気弱なパソコンオタク”のガク(佐野勇斗)という正反対の2人がゼロから起業し成り上がっていく、前代未聞のノンストップ・エンターテインメントだ。

今回は、これまでの撮影レポートでお届けしきれなかった、第1章「AIオンラインショップ事業編」の拠点であるガクの部屋と第2章「ソシャゲ(=ソーシャルゲーム)事業編」の拠点であるトリリオンゲーム社での撮影の様子をお届けする!

『トリリオンゲーム』現場レポート『トリリオンゲーム』現場レポート

トリリオンゲーム社の快進撃を喜ぶハイタッチの裏側

この日は、ガクの部屋でのセットで、ハル、ガク、そしてリンリン(福本莉子)が「AIオンラインショップ事業」についてのやり取りをするシーンの撮影がいくつも行われていた。第2話の終盤では、目標だった売り上げ300万円を達成した3人が円になって喜び、ハイタッチをしてお互いをたたえる様子が描かれた。
リンリンがハイタッチをしようとするとハルがリンリンの手を避けるように手を広げる場面は、実は別案もあった。リンリンがハイタッチをしようとするとハルが手を高く上げる、というパターンも試したが、監督の「手を広げるパターンにしましょう」という言葉で決まった。動作ひとつにもキャスト&現場スタッフのこだわりを感じた。

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チャーハンづくりでは目黒が器用さを発揮!

原作にも登場するハルの特製チャーハン。本作でも、ガクの部屋でハルが大盛り&激辛という原作の設定を守ったチャーハンはたびたび登場している。
第2話、中華鍋でチャーハンをつくるシーンを撮影する前、中華鍋を振る練習をする目黒の姿が見られた。その成果か、 “米粒がパラパラと画角に飛び込んでくるように、勢いよく中華鍋を振ってほしい”というカメラマンからのリクエストにも、難なく応えていた。「もうちょっとご飯が見えるように!」というオーダーにも、片手で大きな鍋を振りながら瞬時に対応。右手でスマホを見ながら、左手で中華鍋を振る器用さには、スタッフからも「おお!」と声があがっていた。
目黒が器用さを発揮したシーンは、ほかにもあった。第1話でハルがガクの部屋の玄関からベランダまで、ガクのために購入した20万円のパソコンチェアに乗って滑る場面だ。安全面の配慮が行われたなかで撮影は行われたが、そんな配慮すら杞憂だと感じてしまうほど、目黒は練習の段階からスムーズに椅子を乗りこなしていた。

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新オフィスに響きわたる原嘉孝の声量にびっくり!?

第4話で新たなメンバーを迎えて、新たな拠点で業務を開始したトリリオンゲーム社。基本息を吐くように嘘をつくハルだが、やるときはやる!?  高層ビルのなかに、桜心護(原嘉孝)らと約束した“最高のオフィス”を用意した。
窓の外に広がる高層ビル群の景色に向かって、一番先に駆け出した桜の「うぁ~!」という声の大きさに、驚く現場スタッフたち。実はこのシーン、撮影が始まったのは朝だったのだが、リハーサル時からスタジオセットの外まで響き渡るような大声が出ていたのだ。
さまざまな方向から撮影を重ねていくと発声はさらに良くなる。マイクをつけて芝居をするテレビドラマではなかなかそこまで大きな声を出す場面がない。さすが舞台を中心に活躍していると声量が違うと驚かされる場面だった。
リハーサルが終わると、監督が俳優陣とセリフを言うタイミングや振り向くきっかけなど、細かい流れが決まっていく。「ハルくんはどっちのほうが、芝居がしやすい?」「言いやすい?」と問われた目黒は、自分の意見を伝えていた。また俳優の言いやすさを優先する場面だけでなく、監督から「ここはみんなを見渡しながらセリフを言って欲しい」とリクエストする場面も。そのどちらにも臨機応変に対応している目黒の姿があった。

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目黒ら俳優陣のチームワークがアップした事件とは?

「ソシャゲ事業編」に出演するゲームクリエイター役のキャストは、原のほかにも安斉星来や前野朋哉、小平大智と個性的な俳優たちばかり。目黒、佐野、福本とその4人でセリフを順番に言いながら、自分たちが置かれた状況を説明していく場面も多い。
そのような場面で重要なのがテンポ感。たとえセリフが短くても、1人がタイミングや言い方を間違えると、初めからやり直しとなってしまう。演じる立場からすると、ちょっとプレッシャーがかかる場面だろう。
収録に立ち会った日、事件は起きた。
順番が回ってくると、どうしても同じところで詰まってしまうキャストが…。3回、4回…何度挑戦しても、なかなか成功しない。するとその場にいた共演者やスタッフはあえて笑顔で、「これはハマるぞ~!」と声をかけ始めた。
そう、空気を換えて、悪循環を断ち切ろうという作戦だ。
目黒も笑顔で「大丈夫、大丈夫!」と声をかけ、原も一緒にセリフの確認をしていた。
そんなハプニングがあったものの、このシーンの撮影は想定していた時間より早く終了。ハプニングのおかげで現場のチームワークが高まった証拠だろう。

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ドラゴンバンクに潰されないため、「ソシャゲ事業」を捨て駒にして、「メディア事業」にとりかかろうとするハル。しかしガクは、桜たちを巻き込んだ「ソシャゲ事業」を捨て駒にはさせたくない。険悪になりそうな2人だったが、「俺らなら両方やれる!」と仲直り。両方を手に入れるという2人の“わがまま”はどこまで実現するのか――? これからの展開に目が離せない!

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