夜景に浮かぶのは、まちや工場の幻想的な灯り
静岡県にある「岳南電車」の吉原駅では、“夜景電車”が人気の観光電車になっているといいます。出発時間は、夜の19時40分すぎ。発車の合図後は、すぐに車内の電車が消えて真っ暗になります。

消灯した車内から楽しめるのは、工場夜景や まちの灯りです。
実は、静岡県富士市は、紙のまちとして製紙工場などのさまざまな工場が密集している地域。昼間は単に工場が並んでいるだけの場所ですが、夜はライトアップされて幻想的な風景に変わります。

こちらの夜景電車ですが、乗車料金は大人往復1200円。現在は月2回ほど実施しており、2023年で9年目を迎えるそう(※2023年7月放送時)。利用するお客さんは、年間で約2000人にも及ぶといいます。
ちなみに岳南電車では、終電後、ホームで朝まで楽しんでもらう“ナイトステイホーム”も不定期で開催しているとのこと。このイベントは、鉄道ファンに好評だとか。

既存の列車・駅舎・風景を生かした“夜”のイベントでお客さんを呼ぶ岳南電車。こうしたお金をかけない工夫で、今後もがっちり集客していきそうな予感です。
TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~