いよいよ姿を現した“別班”！「アフターVIVANT」で第4話を振り返る！

TBSで毎週日曜よる9時から放送中の日曜劇場『VIVANT』。堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司ら豪華俳優陣が集結した、限界突破のアドベンチャードラマだ。

この「アフターVIVANT」は毎週月曜日に、前夜の『VIVANT』を振り返る連載記事だ。
誤送金事件の犯人が判明し、その黒幕を追った第4話。そしていよいよ“別班”の正体が明らかに。

天才ハッカー・“ブルーウォーカー”の存在！

警視庁サイバー犯罪対策課のホワイトハッカー（善良な目的で知識や技術を使用するハッカー）・東条（濱田岳）でも足元に及ばないという世界的な天才ハッカーの一人“ブルーウォーカー”。それが乃木（堺雅人）の務める丸菱商事財務部の太田梨歩（飯沼愛）だったことが判明した。
ブルーウォーカーはこれまで、ロシア軍のコンピューターをハッキングしたり、機密データを流出させたり、世界的な事件をいくつも起こしている、その界隈では超がつくほどの有名人だ。
そんな人物がなぜ丸菱商事に在籍していたのか。野崎（阿部寛）は、太田が国際的な謎の組織テントの送り込んだモニターかと疑うも、彼女の残したデータには、テロやバルカ共和国に関する情報は皆無。つながりはないと判断された。
結局、ブルーウォーカー・太田梨歩も黒幕に利用されていただけだったのだ。

ジャミーンの手術ができない！？

ドラム（富栄ドラム）が同行し、ジャミーン（Nandin-Erdene Khongorzul）が来日した。乃木と薫（二階堂ふみ）は二人と感動の再会を果たす。
しかし、日本で行われるはずだったジャミーンの手術も、治療費を工面する支援団体が急に手を引くと言い出し、費用が足りなくなる。
支援団体は薫が警察に追われているというウワサを真に受けてしまったのだ。
足りない費用は、入院費、検査費用、薬代、生活費込みで、1470万円。早急に金をかき集めなければならない状況だ。
落胆する薫に、乃木は“僕も何かしたい”とクラウドファンディングを提案する。

敵か味方か、味方か敵か……今回の敵は乃木が特に信頼していたあの人物！

乃木に罪をかぶせ、太田梨歩を利用した人物はいったい誰なのか。そしてその人物がテントのモニターなのか。
野崎たちの捜査の結果、専務の長野利彦（小日向文世）の線は外れ、残ったのは乃木の上司である部長の宇佐美哲也（市川猿弥）と、経理部長の原智彦（橋本さとし）だ。
乃木はさっそく同期の山本巧（迫田孝也）を介して二人を呼び出し、“太田梨歩が見つかった”とひと芝居うつことに。すると、その言葉に動揺し、すぐ行動へと移したのは、なんと山本だった。
山本は太田梨歩の正体が明るみになることを恐れ、彼女を拉致していた。乃木や野崎に協力したのも動きを探るため。果たして山本はなぜこんな暴挙に出たのか。
山本はずっと“平和ボケした日本は一度痛い目に遭った方が良い”と思想を抱え生きてきた。やがてその思想は膨らみ、独自にダークウェブ経由でテントへと接触。ネパール旅行の際にバルカ共和国へと渡り、研修や訓練を受けてテントのモニターとなったのだ。
その時に世話をしたのが、第1話に登場した、誤送金事件の送金先・GFL社のアリ（山中崇）だ。彼はテロ組織の幹部だったのである。
さらに、テントの最後の標的が日本だということも明らかになった。

いよいよ姿を現した諜報部隊・“別班”！！

警察から逃走した山本はある人物によって救出される。黒須駿（松坂桃李）だ。自分も仲間だと、山本へ偽造パスポートを渡し、逃走の手順を説明する黒須。安心しきった山本の前に、今度は乃木が姿を現した。激しく混乱する山本。
「お前が別班！？　あり得ない……」
日本国内のテロを未然に防ぐことを目的に、自衛隊の超エリートたちが集結した諜報部隊・“別班“……それが乃木憂助と黒須駿だったのだ。
2人は、自白剤を使用し、モニターである山本からテントの情報を聞き出す。
「この美しき我が国を汚すものは、何人たりとも許さない」
そして乃木はとても冷静に、躊躇なく山本の背中を押した。

ついに乃木の正体が判明し、さらに大きな展開になることが予想された第4話。8月13日放送の『VIVANT』第5話での展開に注目だ。