TBSでは、毎週金曜よる10時から、目黒蓮主演の金曜ドラマ『トリリオンゲーム』を放送中。“世界一のワガママ男”のハル(目黒蓮)と“気弱なパソコンオタク”のガク(佐野勇斗)という正反対の2人がゼロから起業し成り上がっていくノンストップ・エンターテインメントだ。第4話からの新章スタートに向けここでは、第1話から3話まででハルとガクが立ち上げた会社「トリリオンゲーム社」が取り組んだAI事業「ヨリヌキ」を振り返る。

中学の幼なじみ・ハルとガクが再会!
大学生・ハルこと天王寺陽は、就職活動でメガバンク、商社、メーカー、IT系の企業を受けて全戦全勝中。天性のコミュニケーション能力とハッタリで日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」の内定も獲得した。しかしその「ドラゴンバンク」最終面接帰りに再会した中学の同級生だったガクこと平学が不採用だったことを内定式当日に知り、そのまま辞退してしまった。
そして最終面接で面接官を務めた取締役で社長令嬢の桐姫こと黒龍キリカ(今田美桜)を前に、「俺らが今から始めるのは、1兆ドル稼いですべてを手に入れる、トリリオンゲーム」と宣言した。
どんな事業を始めるにもお金は必要だというのに、ハルは会社の2人で出しあった軍資金20万円でガクの椅子を購入してしまった。そう、起業した初日に起業資金が尽きてしまったのだ。しかも1兆ドル(=トリリオンダラー)を稼ぐための事業計画もゼロ。しかしガクは、そんな無茶苦茶なロードマップも、ハルなら成し遂げてしまいそうな気がすると、その夢に乗ってしまった。
ハルは桐姫との賭けに勝ち、彼女から1億円の出資金の話を持ちかけられる。「桐姫が自分たちに1億円を出資する」という事実を餌に、さらに好条件の出資者を探すため、2人は世界トップレベルのハッカーが集まる大会「セキュリティーチャンピオンシップ(以下セクチャン)」に参加することにした。

フラワーギフト産業に参入!?
型破りすぎる方法を駆使した結果、ハルとガクのチームはセクチャンで見事優勝した。しかし判定の結果、反則と認定され失格に。ところが、ハルの破天荒な策略とガクのパソコン能力が敏腕投資家・祁答院一輝(吉川晃司)の目に留まり、3千万円の融資を受けられることになった。ハルは祁答院に最初の1か月で売り上げ300万円を達成しますと宣言してしまう。
2人が設立したトリリオンゲーム社がまず行ったのは採用試験。まじめすぎるゆえに就活に全敗中だった女子大生・リンリンこと高橋凜々(福本莉子)を採用、入社1日目にして代表取締役社長に任命した。
まだ何の実績もないこの会社の唯一の武器は「ガクのパソコンスキル」。3人は、AIに相談するとプレゼントを提案してくれるオンラインショップ事業「ヨリヌキ」を始めることにした。AIといっても、中身は人力。相談を入力すると、パソコンの前にいる人間=リンリンが「トリンリン」となり、商品を勧める…という“ハッタリAI”だった。
花屋でのアルバイト経験から、男性の多くは店先でプレゼントの花を相談すること自体を恥ずかしいと思っているのでは、と話すリンリン。その話を聞いたハルは、面と向かっての相談が不要なAIと花は相性が良いに違いないと思いつき、ヨリヌキではフラワーギフトに特化することが決定した。
そこでハルはアイドルの有名ファン・コージィ(じろう(シソンヌ))に、推しのイメージカラーでつくった花スタンドを注文しプレゼントすることを提案。そのファン界隈からヨリヌキの存在が広がり、大量の注文を得ることに成功した。

ホストクラブを巻き込み、売り上げ2千万円を達成!
見事1か月の総売り上げ目標である300万円を達成した3人。
一方で、これ以上人力だけで行うのは難しいと判断、祁答院に紹介された老舗フラワーショップ「蜜園フラワー」への売却を決めた。しかし桐姫に買収を迫られ窮地に追い込まれていた蜜園社長(余貴美子)は、1か月の売り上げ2千万円とかなりの難題を条件に提示した。
そこでハルは、ガクとともにフラワーギフトの中でも最大市場である新宿・歌舞伎町へと向かう。夜の町でヨリヌキの知名度を高める作戦だ。2人はホストクラブで働き、接客をしながらヨリヌキの宣伝をし始める。しかしそこはシビアな世界。店のNo.1のホストのヒロト(黒羽麻璃央)にバレてしまい、「歌舞伎町から出ていけ」と言われる。「No.1ホストが店のルールを決める」という掟があると知ったハルは、ヒロトに「俺が今月のNo.1になる」と宣言した。
売り上げ勝負の最終日、ラスト10分に現れたのはなんと桐姫。その時点でハルはヒロトに500万円の差をつけられていた。しかしハルが差し出した缶ビールに桐姫は501万円を支払い、ハルが勝利を手にした。

No.1になったハルは、ヒロトに1つ頼みごとをした。それはヒロトの誕生日イベントに、単価が数百万円のフラワーシャンパンタワーをヨリヌキで頼んでもらうこと。効果はてきめんだった。SNSで拡散されたこの写真を見た歌舞伎町中の店の人間から注文が殺到、ヨリヌキは見事目標の2千万円を達成したのだ。
蜜園フラワーとは、契約金1億円と売り上げの3%で契約が成立。ドラゴンバンクが運営するAIオンラインショップ「花ヴィーナス」を追い越すほどの勢いだ。しかし、この快進撃を知ったドラゴンバンク社長・黒龍一真(國村隼)が黙っているはずがない。3人が構築したヨリヌキのシステムを丸パクリしたオンラインショップをつくり、メディアを利用して大々的に宣伝、話題をさらってしまったのだ。
窮地に立たされたのは蜜園フラワーだった。これがビジネスだと悟ったハルとガク、そしてリンリン。ビジネスの洗礼を受けた3人はここからどのように事業を展開していくのか――。第4話からはいよいよ新章に突入する『トリリオンゲーム』。新たな事業を始めるハルたちから今後も目を離せない!
■番組概要
[タイトル]
金曜ドラマ『トリリオンゲーム』
[放送日時]
毎週金曜よる10時~10時54分