油まみれでも走れる“滑りにくい靴”「ハイパーV」を作った会社がスゴすぎる

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油まみれの坂道で走ることも可能な靴

シューズメーカー「日進ゴム株式会社」が10年越しで開発に成功したという、めちゃめちゃ“滑りにくい靴”の「ハイパーV」。

めちゃめちゃ“滑りにくい靴”の「ハイパーV」めちゃめちゃ“滑りにくい靴”の「ハイパーV」

作業用のワークシューズの中には、土木建築用・厨房用・長靴タイプなど、さまざまなタイプがあります。気になるその性能は、油まみれの坂道でも難なく歩けるというから驚きです。

油まみれの坂道でも難なく歩ける油まみれの坂道でも難なく歩ける

それを実現できるヒミツは、靴の裏にある連続したV字模様にあります。

通常の靴とは異なり、V字であることから、靴の裏の出っ張っている部分がしっかりと接地するため滑りにくいそう。

靴の裏の出っ張っている部分がしっかりと接地するため滑りにくい靴の裏の出っ張っている部分がしっかりと接地するため滑りにくい

そんな「ハイパーV」ですが、2004年に発売してから、累計販売数は1200万足以上の大ヒット商品になっています。

なんと、氷の上でも走れるソールも開発

実はもともと「日進ゴム株式会社」は、昭和7年に地下足袋メーカーとして創業した会社。ハイパーVの靴の裏がV字になったのも、かつて職人さんから「滑りにくい」と評判だった地下足袋の裏がヒントになったといいます。

そんな長い歴史を持つ同社ですが、東北や北海道方面のユーザーから要望を受け、2019年に発売したのが“氷の上でも滑らない”「ハイパーVスタッドレスソール」です。

“氷の上でも滑らない”「ハイパーVスタッドレスソール」“氷の上でも滑らない”「ハイパーVスタッドレスソール」

開発に8年ほどの年月をかけたというこちらは、普通の靴に取り付けるだけで使うことができるそう。

番組で実際に試してみると、氷の上でも滑らずに走ることが可能でした。

氷の上でも滑らずに走ることが可能氷の上でも滑らずに走ることが可能

これができる仕組みは、ソールの裏が吸盤のように張り付き、ギザギザの部分がスパイクのように氷にひっかかるからとのこと。

現在、年間売上げは28億円ほどあるという「日進ゴム株式会社」。これからも滑りにくい靴やアイテムを開発してがっちりしていきそうな予感です。

ソールの裏が吸盤のように張り付き、ギザギザの部分がスパイクのように氷にひっかかるソールの裏が吸盤のように張り付き、ギザギザの部分がスパイクのように氷にひっかかる

TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。

 

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