野菜炒めやチャーハンが、より美味しくなる?
水を使わずに調理ができる鍋「バーミキュラ」を作る会社「愛知ドビー株式会社」。
同社が10年越しで開発に成功したというのが、“すぐ蒸発するフライパン”の「バーミキュラフライパン」です。

食材から出た水分を瞬間的に蒸発させてくれることもあって、中華料理店の野菜炒めのようなシャキシャキした野菜を家庭でも味わうことができます。
それを実現できる理由は、“鋳物のフライパン”だから。鉄板をプレスして作ったものとは異なり、金属を高温で溶かして型に流し込んで作るため熱伝導がよく、フライパンがすぐ熱々になるそうです。

しかしその反面、鋳物は“重い”という特徴があります。
ユーザーが持ちやすい重さにするためには、フライパンの厚さを1.5mmほどにする必要があったそうですが、当初はうまく形にならないなどの事態もあったとか。

実際にその薄さのフライパンを作り上げるまで、約8年ほど、地道にトライアンドエラーを繰り返したといいます。
その後、“水をはじかずに蒸発させる”ホーロー加工を、フライパンに採用するため試行錯誤し、ようやく完成したのが「バーミキュラフライパン」でした。

発売してからは、わずか3年で累計販売台数30万台となり、約60億円の売上げを達成したというから驚きです。
振らなくてもパラパラのチャーハンが作れるほどの性能で、IHにも対応しているという「バーミキュラフライパン」。まだまだ人気が出ていきそうなアイテムです。
TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~