鳥取県民の心を掴んだカラクリに迫る
100円ショップ「ダイソー」が全国の中で1番多いというのが、鳥取県。人口10万人あたりの店舗数は6.80店舗と高い数字を誇っています。
現地のお店の人によると、鳥取県には通常の店舗のほかに、“レジ流し”という形態の店舗が多いそうです。

レジ流しとは、他の店の一角を借りて出店し、店員もレジも置かない営業スタイルのこと。お会計は、出店先のお店の店員さんにやってもらう形になります。
このスタイルの店舗においてダイソーは、出店先のお店に売上げの一部を手数料として支払っています。また、商品に関しては近隣のダイソーのスタッフが時々来店して補充をしているそうです。

鳥取県には、こうしたレジ流しがスーパー・ホームセンター・農協などにも入っているとか。
このような営業スタイルが多い理由には、人口が関係しています。実は、全国で一番人口が少ないという鳥取県。そのため、大型ショッピングモールの数も少ない…という事実があるといいます。

そこでダイソーが考えたのが、小さくて低コストなレジ流しのお店を、県内のいろいろな場所に設置するというもの。
その結果、お客さんからは好評を得ており、レジ流しを導入したお店からも「たくさんのお客さんに利用してもらってるし、若い人が増えた。全体的に見ても売上げが上がっている」と好感のコメントが上がっています。鳥取県民たちの心をがっちり掴むダイソー、これからも地域で親しまれ続けていきそうな予感です。
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