炭酸水・ウィルキンソンが生まれるまで
コンビニなどのお店で売られている炭酸水「ウィルキンソン」ですが、実は日本生まれの商品です。

これが生まれた背景を知るには、明治時代まで遡ります。
ウィルキンソンの生みの親であるジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏が来日していた際、兵庫県宝塚で炭酸鉱泉を発見したのが始まりだそう。

当時、海外では炭酸水の販売がされていたそうですが、日本には無い状況だったといいます。そこでウィルキンソン氏は、炭酸鉱泉の発見から炭酸水を作って国内で販売することを思いつきました。
それから1890年に日本で初めての炭酸水を発売し、1904年には自分の名をつけた炭酸水・ウィルキンソンの発売をスタート。当時のロゴのデザインは、現在も大きく変わっていません。

ちなみに、“炭酸”という言葉も、ウィルキンソン氏が作ったものとのこと。
そんな炭酸水・ウィルキンソンですが、お酒の割材として居酒屋やバーで人気を保ち続けたのち、1991年からはアサヒ飲料が製造販売をすることになりました。

ペットボトルでの販売をするようになったのは、2011年から。
お酒の割材だけではなく、“それだけで飲むヘルシーな飲み物”として購入されるようになり、その頃の健康ブームもあって爆発的な大ヒットを果たしたそう。

いまや年間100億円を超えるドリンクとなっているウィルキンソン。国産だったことにはもちろん、誕生までにこのようなヒストリーがあったとは驚きですね。
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