世界を変えた、日本生まれの楽器メーカー
いまや世界的にも有名な、グローバル電子楽器メーカーの「Roland(ローランド)」。こちらは驚くことに、大阪生まれ・静岡県浜松育ちの生粋の日本の会社です。

1972年の創業時、世界でビジネスをしていくことが決まっていたこともあって、海外から呼ばれやすくグローバルで使いやすい社名にしたそう。
また、創業当時、楽器業界において“R”で始まる会社がなかったことから、「Roland」という名前が選ばれたといいます。

そんな日本生まれのローランドですが、世界の音楽シーンに衝撃を与えた電子楽器を開発しています。
それが、1980年に発売したリズムマシン「TR-808」です。

当時のリズムマシンは一つのリズムパターンしか流せなかったのに対し、TR-808は一台でリズムパターンを複数重ねることが可能でした。
その革命的な性能に加え、操作も簡単だったこともあって、ヒップホップの音楽文化を作るのに非常に貢献した機種といわれています。

ちなみにTR-808を使って作られた楽曲には、YELLOW MAGIC ORCHESTRAの「千のナイフ」やマイケル・ジャクソンの「BEAT IT」など。その後、斬新な楽器を作るメーカーとしてローランドは大ブレイクを果たしました。
現在は約958億円の年間売上げがあり、そのうちの約90%は海外での売上げとのこと。かつて革命的な楽器を生み出したローランドですが、今でもそうした楽器の開発を続けています。

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