2023年6月26日(月)放送の『クレイジージャーニー』(毎週月曜よる9時)に、アリハンター・島田拓さんが再び登場! “アリ愛”に溢れた島田さんは4月、5月の放送でオーストラリアのジャングルでのアリハントをしていたが、今度はオーストラリアの砂漠地帯で小学生のころから夢見ていたというアリを探しに行くことに。収録を終えた島田さんに、収録の感想や今回探しに行ったアリへの思いなどを伺いました。

収録を終えていかがでしょうか?
今回はオーストラリアの砂漠地帯に行ったのですが、とても面白い旅だったので、MCの方々と一緒にその映像を見られて本当に楽しかったです。あのときの楽しさや感動がよみがえりました。
今回探しに行ったのは?
探しに行ったのがアボリジニの方々が昔から食べている「ミツツボアリ」というアリを探しに行きましたが、外見がすごくて、タンクの役割を持つアリがいるという衝撃的な感じでずっと興味を持っていました。図鑑にも載っている種類なのですが、オーストラリアに行ったからといって簡単に出会えるようなアリじゃないんですよね。13年前にも1回行きましたけど、どこにいるか全く分からず諦めてしまいました。なので、今回のオーストラリアの旅では実はそれが一番見たくて、一番の目的でした。
いつ頃から興味があったのでしょうか?
35年ぐらい前、小学生のとき「甘いアリがいるらしいよ」というような感じで知って興味を抱いていました。アリってどちらかと言えば酸っぱいんですよね。でもこれは本当に蜜がいっぱいで、口に広がった瞬間テンションが上がりました。こんなに甘いものが自然にあるんだなという驚きがあって。見つけたときは本当に嬉しくて、数ある夢の中のひとつが叶って本当にうれしかったです。
探すのが大変だからこそ喜びも一入という感じでしょうか。
それもあると思います。13年前よりも知識を入れて、とある木を目印にして探せばいいというのがあったのですが、日中暑すぎて、アリに限らず生き物が全く歩いてないんです。だから木だけ先に見つけて、朝方や夕方の気温が下がった時に探しに行くという感じにしないと巡り合えない感じだったので寝る暇がなくて大変でした。

砂漠自体ほとんど行った経験がなく、一番驚いたのが全然アリが歩いてないということだったんですね。普段行くようなジャングルは昼でもたくさん歩いています。ただ歩いて下を見るだけでたくさんの種類のアリが見られるので、砂漠の環境は衝撃的でした。過酷すぎましたね(笑)。結構底の厚い登山靴を履いて行きましたが、足の裏からもじりじりと暑さが来るような感じでした。でも夜になると、今度は薄手の上着がないと寒いぐらい、ぐっと気温が下がるのでそういった意味でも大変でした。夕方や夜になると、昼間の様子からは考えられないくらいのアリや生き物が他の生物が活動し始めていてすごく命を感じる場所だなとも思ったので面白かったです。
改めて今回の放送で伝えたいアリの魅力とは?
アリって誰もが知っている存在だと思うんです。幼い頃、公園に行くとまず興味を引くのがアリやダンゴムシだったと思います。それぐらい身近な昆虫でありながらどんな種類がいてどんな暮らしをしているのか、実は知らない人がほとんどだと思います。例えば、僕は東京に住んでいますが、近くの公園では45種類ほどのアリを見つけられます。それだけ身近にたくさんいて、日本全国でいうと約300種類もいるんですけど、そんなに種類があることをほとんどの方は知らないと思います。
それぞれじっくり見ると色も形も大きさも違うし、暮らし方や食べてるものも全部違うので見ていて本当に飽きない生き物なんだなと感じます。身近に当たり前にいるような生き物であっても、少し知識を持って見ることで見え方が全く変わってくると思うので、今回の放送を見て、身近に暮らすアリの面白さに気付いてもらえたらうれしいです。
番組情報
『クレイジージャーニー』
毎週月曜よる9時から放送中