橋本環奈が放つエネルギー、山田涼介の気遣い力『王様に捧ぐ薬指』Pが語る撮影秘話

TBS Topics


 TBSでは現在、毎週火曜よる10時から火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』を放送中。大好きな家族を守るべく結婚を選んだ「ド貧乏シンデレラ」羽田綾華(橋本環奈)と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ「ツンデレ御曹司」の新田東郷(山田涼介)が繰り広げる胸キュンラブコメディだ。

ドラマもいよいよ終盤にさしかかり、2人の関係がどのように決着するか気になるところ。今回は橋本梓プロデューサーに本ドラマに込めた思いやドラマの裏話を聞いた。

火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』Pインタビュー火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』Pインタビュー

SNSで“最強カップル“と称される橋本環奈と山田涼介

まず本ドラマに寄せられる反響について聞くと、「橋本環奈さんと山田涼介さんのお2人は、“最強カップル”と幅広い世代の方々に喜んでいただけているようでうれしく思っています。SNSでは“画面が割れる!”などと表現していただいていて(笑)。企画して本当に良かったと思っています」
また、ドラマ化にあたってこだわった点については、「橋本さんと山田さんという、すごく人気のある俳優さんでドラマをつくるのであれば、小学生から大人まで、みんなが観られるものをつくりたいという思いから始まりました。ドラマの放送の翌日、学校や職場で『昨日の“王ささ”見た?』が合言葉になるような仕掛けをつくりたい、と。
そのために、胸キュンシーンはもちろんですが、登場人物のファッションや綾華の愛犬・ネギ、りょうさんと塚地さん夫婦の掛け合い、アニメキャラクターの登場など、おもしろいと思っていただけるようなシーンをいろいろとつくりました。胸キュン作品が苦手な方にも楽しんでもらいたかったんです。スタッフとも、『視聴者の皆さんの忙しい毎日の中で、肩の力を抜いて気楽に観られるドラマにしたい』と話しています。テーマパークに行ってきたときのような、疲れを吹き飛ばす感覚や、嫌なことがあっても前向きでいられる存在になれたらと思っています」

プロデューサーから見た撮影現場での橋本と山田

2人の印象について聞くと、「橋本さんが現場で放つエネルギーはものすごいものがあります。ドラマ以外も含めて大変お忙しいと思うのですが、撮影現場ではいつも元気。その天真爛漫さは画面からも感じていただけているかと思います。しかも胸キュンシーンが終わった瞬間から冗談を言えるほど、毎回、現場を必ず笑わせてくれるんです。
山田さんも現場ではずっと笑顔。そして観察力が鋭く、気配りの方という印象です。また、自分1人で満足しないように心がけていらっしゃるのか、監督など私たちスタッフの意見を取り入れようとされている姿をよく目にします。例えば胸キュンシーンの撮影中には『これってドキッとしましたか?』などとよく意見を聞いてくださるんです。東郷という役に、ストイックに向き合ってくださっているなと感じています」
第1話放送直後から話題となっていた綾華と東郷のテンポのよいかけ合い。このシーンは特に時間をかけて撮影しているのかと思いきや、「特にそんなことはありません。それでも第1話のうがい薬のシーンのリハーサルから、息ぴったりでした! 特に話し合っているわけではないと思うのですが、さすがですよね。どんなラブコメシーンも、台本以上におもしろくしてくださっています」 

火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』Pインタビュー火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』Pインタビュー

撮影現場で感じたキャストたちの素顔・すごさ

日々、撮影の収録を見守る橋本プロデューサーにそのほかの俳優にまつわるエピソードも聞いた。
「神山絢斗役の坂東龍汰さんは、素直で気さく。今回の役とのギャップが大きいかもしれません。カメラが回っていないときはずっと喋っていますし、笑顔で『今日は上半身が映るから鍛えてきました!』とカッコつけることなく、正直に話してくれる方です。
羽田陸役の長尾謙杜さんはとても礼儀正しい印象。今回はナレーションも担当していただきました。長尾さん自身、初めての経験ということで最初は関西弁のイントネーションや滑舌に苦労されていらっしゃいました。でも回を重ねることにナレーション録りもスムーズに。とても練習されたのだと思います。
森永悠希さんが演じる秋田幸司(通称ハチ)は、東郷と綾華の間で“出しゃばっちゃいけないけど存在感は出さなくてはいけない”という難しい役どころ。森永さんのそのさじ加減が見事で、東郷の良き理解者で親友だということを、短い台詞で表現されていてすごいと感じました。
綾華の父・羽田金太郎役の塚地武雅さんは、羽田家のシーンを楽しくしてくださる、そしていい家族だと思ってもらえるためのキーパーソン。羽田家の大黒柱として、リアクションも台本に書いてある3倍増しで、毎回おもしろいシーンにしてくださいました」
そして、SNSなどでも話題の綾華の愛犬・ネギの話も飛び出した。「綾華と東郷が勤める結婚式場『ラ・ブランシュ』の撮影現場では、橋本さんはもちろん、女性社員役の方々もネギを囲んでいます。実は脚本家の倉光泰子さんや関久代さんに、ドラマ終盤を執筆していただくにあたり、“ネギ増しで”とお願いしています(笑)」

火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』Pインタビュー火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』Pインタビュー

プロデューサーが語る第9話の見どころ

距離ができてしまった綾華と東郷を救ったのは、綾華の両親・金太郎と桃子(りょう)。東郷の母・新田静(松嶋菜々子)が仕掛ける罠を2人で切り抜け、一件落着…!? 
「もちろん、まだまだ修羅場は用意しています(笑)。あの静さんがこのままでは終わるわけないですからね。第9話では、綾華と東郷に今まで以上のピンチが訪れます。そこに北村匠海さん演じる桜庭新も加わって別のベクトルのドラマもプラスされます。果たして“ラスボス”静さんがどう動くのか、これからの展開を皆さんぜひ見守ってください」

■番組概要
[タイトル] 
火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』
[放送日時]
毎週火曜よる10時~10時57分

PICK UP