車は走っているのに…信号機がない
世界中の都市に設けられ、日本には20万以上の数があるという「信号機」。しかし、その信号機が一つもない国があります。
その国とは、ブータン。約11万人が暮らす首都・ティンプーを訪れると、道路には自動車が多数走っていますが…たしかに信号機が見当たりません。

実は、ティンプーは1992年に信号機を導入した過去があります。しかし、人々が慣れていないことなどから、かえって交通が混乱。さらに街並みに合わないこともあり、撤去されたそうです。
ちなみに、ティンプーには円形交差点の整備が多くされているとのこと。

現在、その円形交差点のうち一か所だけに、警察官が手で交通整理をする場が設置されています(※2023年5月放送時)。
こうした交通事情について、現地のドライバーに話を聞くと「ルールに従って譲り合えば、事故になることはあまりないと思います」、

「ブータンの道は細くて、50km以上出すことはほとんどない。あまり危ないと思ったことはないね」といったコメントが寄せられました。
首都には電線もない!
伝統文化や景観を守る取り組みがなされるブータン。例えば、建物は昔ながらの形で作られています。

首都ティンプーでは、すべての建物は地上6階建てまでと定め、電線は地下に埋められているとか。
また、公の場では伝統衣装の着用を義務付けられているそう。男性は「ゴ」、女性は「キラ」と呼ばれる衣服を身にまとっています。

“最後の秘境”といわれるブータンでは、独自のアイデンティティが大切に守られています。
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