橋本環奈×山田涼介が役になりきって結婚会見『王様に捧ぐ薬指』制作発表レポート

TBSでは、4月18日（火）よる10時より、橋本環奈主演の火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』がスタートする。原作はわたなべ志穂による同名漫画で、プチコミック（小学館）にて2014年～2017年に連載されていた人気作品だ。
大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ” 羽田綾華（橋本）と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”の新田東郷（山田涼介）が繰り広げる胸キュンラブコメディ。
そんなストーリーに合わせ、今回の制作発表は結婚式場で開催。まずは橋本と山田が役柄の綾華と東郷として“結婚会見”を行い、その後通常の制作発表となった。

結婚会見恥ずかしかったです（橋本）
僕はあんなにクールじゃない（山田）

会場の入り口にスポットライトが当てられ、結婚式さながらに腕を組んで登場した綾華と東郷。2人の美しさに、会見の様子を見守る来場者からは思わずため息があがったほど。花が散りばめられたピンクのドレスに身を包んだ綾華を、純白のスーツ姿の東郷がスマートにエスコートした。

会見は、綾華と東郷の役のまま進行。司会者から2人の出会いについて聞かれた綾華はうつむき恥ずかしそうに、なれそめを語る。また、趣味や食の好みがずれていることについて東郷は「全部をひっくるめて綾華が好き。愛さえあれば何でもできると思います」とクールに、そして力強く答えた。そして多くの参列者と取材陣が見届ける中、愛の誓いをすべく、指輪の交換も行い、指輪を見せての写真撮影にも応じた。

この様子は生配信も行われた。配信終了後はそのまま制作発表に突入。すると綾華から素に戻った橋本環奈が「今のはなんだったんですか？」と本音を漏らすと、会場からは笑いが起こった。結婚会見について聞かれると、２人は「恥ずかしかった」と声を揃えた。

『王様に捧ぐ薬指』制作発表

綾華と自分は似ている？　似ていない？

演じる綾華について橋本は「綾華は、納豆、キムチ、ビールが好きと、私自身との共通点も多い。一方ですごく不器用なかわいらしい一面もあるので、演じていてすごく楽しいです。皆さんもドラマを観て綾華のことを好きになっていただけたら」とコメント。

また、「台本のト書きに”誰もが認める絶世の美女”とあって、どうしようかと。綾華は東郷が社長をしている結婚式場のラブランシュに就職するまで職を転々としていました。その理由が、弟たちにもいじられるのですが、顔が良すぎるせい（笑）。『俺の綾華だ』『俺のだ』と男性たちが綾華を取り合うシーンもあります」。この説明に山田は、「（橋本さん自身には）そういうことなかったの？」と、確認。「私は全然ないです！　綾華みたいな人は、なかなかいないんじゃないかと思いながら演じています」とのことだった。

山田は東郷について「誰もが認めるキング、ドSなキャラクター。僕は日々、ドSに生きています（笑）」と冗談っぽく話す。その上で「東郷と綾華、それぞれ抱えているものがあるのが、このドラマのひとつのテーマ。なぜ2人がこうなっているのかに注目していただけると、ドラマをより楽しんでいただけるのではないかと思います」と語った。

また、演じる上で意識していることについて「クールやドSを意識しすぎると、無表情になってしまう癖があるので、今回は意識して、眉を動かしています。眉を動かすことで、東郷の心情の揺れが表現できるんじゃないかと思いながらやっています」と明かした。

『王様に捧ぐ薬指』制作発表

2人との結婚で得られるメリットとは

綾華と東郷は互いのメリットのために、交際０日で結婚する。そんな「メリット婚」がテーマの作品にちなんで、“自分と結婚したらこんなメリットがある”というアピールポイントを挙げてもらった。
橋本の答えは、「おうちをきれいに保つ」「名のない家事をする」「ビールとグラスはいつも冷えている」の3点。山田から「名前のない家事というのは？」と質問が飛ぶと、橋本は「ゴミ出しをする前に家中のゴミをまとめる、洗剤などのストックが切れていないかをチェックするなど、料理、掃除、洗濯という名称のない家事のことです。私は性格が細かいところがあるので、やってもらうよりも、自分でやりたいというのもあります」と語った。山田は「それをしてもらえると、ありがたいですよね」と橋本が挙げたアピールポイントに魅力を感じた様子。
続けて、フリップを出した山田が回答すると、まさかの「家をきれいに保つ」。思いがけない一致に驚いて笑う二人。山田の日常は、毎朝、掃除機をかけることから始まるとのこと。

ちなみに潔癖ではないと主張する２人。リモコンの向きが揃っていなくても平気だと言う山田に対し、橋本にはリモコンの向きにこだわりがあることが判明。「揃っていないと嫌。３つあったら背の順で並べます。しかも出しっぱなしにはせず、引き出しにしまう。テレビのチャンネルを変えるときに取り出して、すぐまた片付けます」と話した。

そんな橋本のこだわりに対し山田は、「僕は現場で綾華としての橋本さんと接する時間が長いので、意外な感じがしました。綾華とは正反対」と言うと、橋本も「私は、物がバラバラに置いてあると気になるタイプですが、綾華は、ポンっ、ポンと物を雑に置くタイプ。カットがかかった瞬間、『並べたい！』って気持ちになります（笑）」と本音を漏らした。

『王様に捧ぐ薬指』制作発表

最後に山田は「TBS火曜10時のこの枠に、ぴったりのドラマ。毎日の皆さんの小さな幸せが、このドラマから生まれるのではと思っています」とあいさつ。
また橋本は「第1話の見どころは、結婚式のシーン。また2人が徹底的に罵りあったり、かと思えば、理想的な夫婦を偽装したり。ギャップを楽しんでいただけるかなと思います。クスッと笑えるシーンもたくさんあるので、毎週楽しみながら観ていただけたら」と締めくくった。

その後、会場内の大階段に移動し、会見を見守った来場者とともに写真撮影を行った。2人は記者からの「顔を寄せ合う感じで」などのリクエストにも和やかに応えていた。華やかな制作発表は、和やかなムードで幕を閉じた。

なお、結婚会見の部分はアーカイブで見ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=Q0Dnm_Kl-6A