謎の像が世界最果ての街に
世界最南端の街「ウシュアイア」。ここには、まるで“ウルトラマン”のようなデザインの像があります。

実はこれ、日本人と同じモンゴロイドの遺伝子を持つ「セルクナム族」の像だそう。彼らは、奇抜なボディペインティングをして儀式を行っていたといいます。
20世紀の始めに実施した調査によると、デザインはさまざまな精霊を表したものであり、40ほどの種類があるとのことです。

また、色で感情を表現しており、白=楽しい時や明るい時、赤=喧嘩する時や怒っている時、黒=悲しい時を表しているといわれています。
独特なボディペインティングをしていたセルクナム族ですが、もしかしたら、かつて日本の特撮を作ったスタッフたちも、彼らの姿を何かで知って影響を受けたのかもしれませんね。
「星の王子さま」の作者を含め、人々を魅了する地域
そんなセルクナム族の像がある街・ウシュアイアは、アルゼンチンにあります。南米大陸の最南端に位置するこの辺り一帯は「パタゴニア」とも呼ばれ、世界中の旅人たちの憧れの場所です。
なんと、小説「星の王子さま」の作者・サン=テグジュペリも足しげく通った地域だといい、当時とても気に入って何度も宿泊したというホテルも現存しています。
パタゴニアには他にも、芸術家のカルロス・レガソーニ氏が廃材を利用して作ったという、大きなリサイクルオブジェも存在しています。

多くの人を魅了するパタゴニア。そこにある文化や自然を通して心を惹かれるのは、きっと旅人だけではないはずです。
TBSで土曜よる9時から放送中の『世界ふしぎ発見!』では、このほかにも世界のあらゆるふしぎを、クイズとトークで解き明かしています。
世界ふしぎ発見!
土曜よる9:00~