広瀬すずが永瀬廉にツッコミ!?『夕暮れに、手をつなぐ』制作発表レポート

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TBSでは、1月17日(火)よる10時から火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』がスタートする。本作は、九州の片田舎で育った浅葱空豆(広瀬すず)が、幼馴染みの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(永瀬廉)と運命的で衝撃的な出逢いを果たすことから始まる青春ラブストーリーだ。

今回は広瀬すずや永瀬廉に加え、空豆が憧れるブランド「アンダーソニア」の天才ファッションデザイナー・久遠徹役の遠藤憲一、空豆と音が下宿する先の大家・雪平響子役の夏木マリ、そして脚本を手掛ける北川悦吏子氏が出席した制作発表の様子をお届けする。

野性的なだけじゃない空豆の魅力とは?

最初に脚本について聞かれた広瀬は「空豆の内に秘めたものが、メッセージとして台本から読み取れるので、楽しみながら演じさせてもらっています」とコメント。演じる空豆の役については「本能的というか、野性的で。周りの方たちを振り回しているんですけど、みなさんの力にもなっている不思議なエネルギーを持っている女性だと思います」と話すと夏木と永瀬から「イノシシやサルと呼ばれていますから(笑)」と、劇中で空豆が「イノシシ」や「サル」と言われるセリフが多々あることを明かした。これに広瀬は「毎日のように言われていたので、慣れてきました(笑)」と笑顔を見せた。

脚本を担当した北川は「広瀬さんの出演する作品を見ていて、彼女の生命力みたいなものを感じており、その扉を開けてみたいという気持ちがありました。これまで何かを抱えているような役どころが多かったと思うのですが、今回の空豆も内に抱えているものがあります。それがあるからこそのパワーであり、ただイノシシやサルと言われているわけではないんです」と明かした。

また方言について「だんだん馴染んできて、“じゃっどん”(=~だけれどもという意味)が自然に言えるようになってきました」という広瀬に対して、北川は「実は宮崎、鹿児島、長崎の3か所の方言をブレンドしてセリフを作っています。空豆のおばあちゃんが長崎、おじいちゃんが宮崎とかの設定にして、ブレンドして“空豆語”を作りました」と語った。

永瀬はお手玉を買って家で練習!

ドラマ公式SNSにて「広瀬さんとあっちむいてホイなどをして仲を深めていきたい」と語っていた永瀬が「(広瀬の)好きな食べ物は知りましたが、撮影が終わるまでには血液型ぐらい知っているような関係になりたいです」と言うと、広瀬から「全然仲良くないじゃないですか!(笑)」とツッコミが。また役どころについて「コンポーザーとして将来、成功したいという夢を持っている音の葛藤にはとても共感ができます。空豆たちと出会い、音の進む道がどうなっていくのか。夢というのも、このドラマの軸のひとつと思っていますので、期待していただきたいです」とコメント。

演技について、「お手玉をしたり、遠距離からゴミ箱へ缶を投げ入れたり、チャレンジ系が多いです」という永瀬。北川が「お手玉をする姿はとても鮮やかでした」と褒めると「プライベート用のお手玉を買って家で練習していたんですけど、1人でやっていると寂しかったです。でも、北川さんから褒めていただいたことで努力が報われました」と笑顔で語った。

遠藤は「60歳を過ぎてファッションデザイナーの役を演じられるとは思わなかったので、北川さんには感謝しています」と。また金髪に染め上げた髪の毛について「あまり髪に色を入れることはないんですが、今回はまず外見から入ろうと思って、美容師さんと相談し、この色に染めました」と語った。広瀬との共演については「アドリブで“怖い顔”と言ってくるシーンがあるのですが、若い子は僕の顔を見ると、ビビることが多いのに、広瀬さんは笑ってたりして面白かったですね。撮影はとても楽しいです」と現場での和やかな空気を垣間見せた。

空豆と音が住む下宿先の大家ということで、母親のような役どころなのか司会者から聞かれた夏木は「お母さんというか、2人にやられっぱなしです(笑)」と言いつつも「才能ある子たちにお家を提供する懐の深い大胆な女性です」と。

劇中での斬新なヘアスタイルについて「スタッフの方たちと話して、響子は画家ということもあり、三つ編みが浮かびまして、三つ編みにしました」と明かした。響子の息子、雪平爽介を演じる[Alexandros]川上洋平についても「一緒に撮影していてとても楽しいです」と語った。

この他、脚本を担当した北川氏には、どのような思いで『夕暮れに、手をつなぐ』というタイトルにしたのかという質問が。「実は最初は『夜に手をつなぐ』というタイトルにしていました。夜に孤独な若者たちが手をつなぐ話、具体的に手をつながなくても、感覚的にSNSとかでつながるような青春ラブストーリーを考えていたんです。その時から広瀬さんというのは考えていたのですが、その相手役として廉くんが浮かんできたときに、2人なら夜じゃなく夕暮れがふさわしいと思いました。そこで『夕暮れに、手をつなぐ』というタイトルにして、最初に考えていたストーリーをガラッと変えたんです」と物語作成秘話について語った。

終始温かい雰囲気に包まれた会見。最後は広瀬が「北川さんの書く美しい言葉と、ひとりひとりの温かい気持ちが伝わる作品です。多くの方に見ていただけたらうれしいなと思いますので、よろしくお願いします」と締めくくった。

■番組概要
[タイトル]

火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』
[放送日時]
1月17日スタート
毎週火曜よる10時~10時57分
※初回は15分拡大

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