お酒業界で“一番熱い”というRTDの正体とは
“プルタブを開けてすぐ飲める”という意味を持つ、缶に入ったアルコール飲料「RTD(=Ready To Drink)」。既に水や炭酸で割ってあるので、消費者にとっては作る手間がかからず、値段もお手頃なお酒です。

実際、ビール類と比較すると、RTDの市場はここ10年で右肩上がりで伸びているとか。
そんな中、2022年2月に発売したばかりでありながら、バカ売れをしているRTDがあるといいます。それが「サントリー」が開発した「翠」。

ジンをソーダで割った缶でなんと、販売から半年ほどで4500万本を売上げる大ヒットになっているそうです。
開発担当者いわく「日本人は食事中にお酒を飲む人が多いので、食事に合うジンを開発してヒットした。“甘くしない”ということを意識した」とのこと。

実はこれまでのRTDはサワーやカクテルなど、食事に合いづらい甘いものが多い傾向にありました。また、ビールやハイボールの他に、食事や一緒に飲めるアルコールもあまりなかったそうです。
サントリーはそこに目を付け、甘くないジンソーダ「翠」を開発。お酒には、食事にも合うよう、柚子・緑茶・生姜を加えているとのことです。

それによってジンのクセをきつく感じることなく、柚子の爽やかな香り→緑茶の旨み→生姜の辛味といった順で味わいを楽しむことができるようになっているそう。
いまお酒業界で“一番熱い”ともいわれているRTDの市場。さまざまな工夫をこらしたお酒が、今後も登場してきそうですね。
TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。
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